【ヤクルト】3冠王の村上宗隆が侍不動の4番へ 栗山監督「絶対に動かしてはいけないところは出てくる」

スポーツ報知
村上宗隆

 侍ジャパン栗山英樹監督(61)が4日、都内で会見を行い、トップチーム初陣となる11月の「侍ジャパンシリーズ」4試合の代表28選手を発表した。3日に日本選手初のシーズン56号を放ち、令和初の3冠王に輝いたヤクルト・村上宗隆内野手(22)について「絶対に動かしてはいけないところは出てくる」と4番起用を示唆。一方で一塁を本職とする内野手を選出せず、サバイバルを明言した。

 3大会ぶりの世界一奪回へ“村神様”の存在感は増してくるばかりだ。栗山監督は、3大会ぶりの世界一を目指す来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)へ向け、各選手に2つ以上のポジションを守ることなどを要求。現時点で起用法に決定事項はないとした。その一方で、村上について聞かれると「基本的には絶対に動かしてはいけないところというのは、最終的に出てくる」と、「4番・村上」が聖域となる可能性を示唆した。

 レギュラーシーズン最終打席で日本選手単独最多の56号アーチをかけ、最年少で3冠王となった3日のDeNA戦(神宮)から一夜明け、村上は「皆様の期待に応えるパワーあふれるプレーで頑張りたい」とコメント。昨夏、金メダル獲得に貢献した東京五輪では下位打線を担った。かつて「日の丸を背負って4番を打ちたいという目標を掲げて入団してきた。打てる時が来たら(中軸以外の)気持ちを背負ってやっていきたい」と夢を口にしていたが、その時がやってくる。

 栗山監督は9月13日のヤクルト・巨人戦(神宮)を視察した際に、54、55号を目撃した。その時、理想の4番像について「打ってほしい時に絶対打ってくれる、勝たせてくれる人」と語り、ニヤリと笑った。22歳にして日本球界最強打者となった村上に「もっと天井が上にあるはず。我々が想像をしていないようなことをしてくれると、信じているのでしっかりと見させていただきたい」。最後は思わず敬語を使ってしまうほど、構想の中で“村神様”は大きな存在だ。

 28選手中、佐々木朗、高橋宏、牧ら半数以上の15人がトップチーム初選出と若返った。それでも指揮官は「日本の野球はちょうど過渡期に来ていて、主力も入れ替わりの時期。十分、ジャパンで機能して素晴らしい成績を残してくれる」と自信を見せた。11月の4戦でまず世界一へ足場を固める。「今年は本当に多くの記録が出て感動させてもらいました。その流れを受け継ぎながら、来年3月につなげていきたい」。その中心に座るのは22歳の村上に違いない。(岸 慎也)

野球

個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請
×