【中日】今季限りで退団の平田良介「中日ドラゴンズで引退したいと今でも思っています」一問一答

球団事務所を訪れ、会見を行った中日・平田良介
球団事務所を訪れ、会見を行った中日・平田良介

 来季の構想から外れた中日・平田良介外野手が4日、バンテリンドームに隣接する球団事務所を訪れ、会見を行った。ドラゴンズ一筋で17年プレーしたベテランは、球団への愛着を明かす一方で華々しい引退セレモニーを望んでいた本音も吐露。今後はNPB一本で現役を続行する希望を明かした。以下は主な一問一答。

―球団との話を終えて、決断は

「はい、中日ドラゴンズの加藤球団代表から『来季の構想には入っていない。引退をするか、自由契約になるか』というふうに言われまして、自由契約を選択させて頂きました」

―今の気持ちは

「もう次に向かって、声がかかるかは分からないですけど、準備はしています」

―今回の決断に至る経緯は

「僕自身、すごく中日ドラゴンズさんが好きで愛着もすごくあります。なので中日ドラゴンズで引退をしたいなと今でも思っていますし、前々からも思っていました。その中で、自分が望んでいる選択肢はなくて、盛大な引退セレモニーはできないというふうに言われたので」

(自ら続けて)

「自分の中で、引退する時はたとえ話ですけど、Tシャツがあったりとか、タオルがあったりとか、映像が流れて、僕がマウンド付近まで行って、それが自分の中での最後かなと思っていたので、ちょっとそれはできない。日にちもないし、準備ができないと。『セレモニーはするけど、盛大にはできないよ』と言われたので、自分の17年間の野球人生の最後としては違うのかなというふうに感じたので、それが最後の理由にはなったのかなと思ったのかな。まだ現役でやりたい理由の要因になったのかな。ちょっと言葉がくちゃくちゃになっちゃいましたけど。野球をしたいというのもあるし、やっぱりすごく迷ったんですけど、最後のセレモニーの形を聞いた時にそうじゃないかなって、思ったので、声がかかるかは分からないですけど、自分が幕を引かせるよりかは、まだ次がある可能性にかけてみようと思いまして、自由契約を選択させて頂きました」

―ご家族の反応は

「家族からは『辞めなくていいんじゃないか』というふうに言われました。最後が何と言うか、ちょっと中途半端だというふうに感じたので。中途半端に終わるのは僕らしくないのかなと。『平田良介らしくないんじゃないの』と言われて、自分もそうだなと思いました」

―異型狭心症などの病気や故障もあった中で、続けようという思いは

「まず去年は今つけているネクタイとかも締められなかったんです。ネクタイを締めると、2分とかで呼吸がしづらくなって、外さないといけない状態だったのが、今はつけられる状態。運転もできるようになったし、もう本当に病気に関しては95%以上、治っているとみていいと思います。ケガに関しても入団当初から、ケガの多い選手でしたけど、ケガをしなくて済むところに関してはケアもしたりとか、年を追うごとにケガは増えるはずなんですけど、減ってきてはいるので、ケガの方の心配もしなくていいし、体自体も動いていますし、今、辞める時ではないなと思いました」

―若い選手の成長もあったが、どういう気持ちでいたか

「岡林、鵜飼がスタメンに名を連ねる中、自分は代打のポジションというのはすごく悔しかったです。自分だったら、『今の球は捕れるのに』とか。30代中盤で若手を育てないとあかんやろ、と先輩として後輩を教えてあげないといけないという声もあると思うんですけど、僕は選手であるうちは競争に入っている1人だと思うので、教えるとかいうよりも、自分を一番に考えた。自分のことを一番に考える選手がプロ野球選手かなと思っているので、教えようという気持ちはなかったですし、若手がそうやって活躍すればうれしい反面、悔しい気持ちもあって、うーん。何と言うかな。試合で勝つのはうれしいけど、他の選手が活躍するのはうれしいけど、悔しい。という、野球選手はという気持ちです」

―17年でうれしかった思い出、悔しかった思い出は

「うれしかったのはリーグ優勝とか、CSの勝利、日本シリーズの優勝で味わったビールかけは最高でした。一番良く印象に残っています。悔しかったこと、しんどかったというのは落合監督の時のキャンプ、春季キャンプ、秋季キャンプ。それとシーズン中の不調の時ですね。不調の時は鬱(うつ)っぽい時があったのかなと思っています。車の駐車場に行く時、運転中に嗚咽(おえつ)が凄かったりというのを体験していた時があったので。あれを今になって思い返せばちょっと鬱(うつ)状態だったのかなと思います。ああいう時は苦しかったし、つらかったと思います」

―NPB以外の選択肢もあるのか

「いえ、その時はそのまま引退します」

―ファンにメッセージを

「本当は今年、特に思ったのが、すごく歓声を頂いたなと思います。中日ドラゴンズは離れますけど、あと1か月、2か月で自分が引退するのか、現役を続けられるのか、決まりますが、今年、自分がスタメンを張った時の大きな声援は、一生忘れることはないです。引退をすればその声援を受けることはない。まだ現役を続ければ、またあの声援を頂ける時が来るように頑張りたいなと思います」

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