中日・平田良介外野手が4日、名古屋市内の球団事務所で来季の構想から外れていることを告げられ自由契約を選択。退団の記者会見を行った。慣れ親しんだチームを退団し、現役続行を目指す平田は「(球団から、現役引退か自由契約を提示され)自由契約を選択させていただいた。声がかかるか分からないですけど、次に向けて準備したい」と明かした。
長く右翼手のレギュラーを務めたが、19年以降は出番が減少し、昨年7月には「異型狭心症」を発症。ぜんそくや突然の息苦しさに襲われる病と闘った。オフには減額制限を超える1億5000万減の年俸3000万で契約更改し「全てをぶつけたい。だめなら引き際」と覚悟も口にした。
体調も万全となった今季は開幕1軍入りしたが、岡林ら若手の台頭もあって、主に代打や守備要員として51試合の出場にとどまっていた。打率2割、1本塁打、10打点で、9月19日に出場選手登録を抹消されていた。
◆平田 良介(ひらた・りょうすけ)1988年3月23日、大阪市生まれ。34歳。大阪桐蔭高で2度、甲子園に出場。05年の高校生ドラフト1巡目で中日に入団。15年にベストナイン、18年にゴールデン・グラブ賞を受賞。17年WBCに出場した。年俸3000万円。177センチ、92キロ、右投右打。