紀平梨花、525日ぶり実戦 SP56・69点に「見慣れない点数でがっくし」も「次につながる」

スポーツ報知
女子SPで演技する紀平梨花(カメラ・矢口 亨)

 ◇中部選手権 女子ショートプログラム(9月24日・邦和みなとスポーツ&カルチャー)

 右足故障で昨季全休した紀平梨花(トヨタ自動車)が昨年4月の国別対抗戦以来、525日ぶりに実戦復帰。20~21年シーズンのプログラム「The Fire Within」を演じ、56・69点だった。冒頭にダブルアクセル(2回転半ジャンプ)、続けて3回転サルコー―2回転トウループ、最後に3回転トウループと3本のジャンプをなんとかまとめて着氷し、6位発進だった。紀平の演技後の一問一答は以下の通り。

―SP終えての感想

 「トリプル(ジャンプ)始めて1週間かな。今週からやり始めて1週間なんですけど、その割にはちゃんと跳べたので、そこは良かったんですけど。点数は計算もしていなかったので、何点を狙えばいいか分からないので、『何点だろう?』と思って。見慣れない数字だったので、なんかがっくし来たんですけど。狙っている点数とかがなかったので、ひとまず演技内容としてはフリーもあるので、ベストな演技ではなかったんですけど、とりあえず大きなミスはなく終えたので、次につながる演技だったなと思います」

 ―足の状態は?

 「一昨日?昨日か?昨日朝結構、ちょっとだけ痛かったんで、昨日は一応ジャンプはオフにして回復に努めたんですけど。ほんとにそれで入ってすぐ痛かったら、どうしようかなと思っていたんですけど。でも入って、普通に滑る分には痛くはなかったので、頑張って。せっかくここまでやってきたので、もう乗り切れたらなと思って、出ようって考えたんですけど。あの、ほんと完治までもうすぐってところで、(昨年の)全日本の前とか悪化したときよりは、全然痛みも少ない方なので、こっから悪化しないように、この2日間だけ乗り切りたいです」

 ―フリーへ

 「フリーはもっと構成も落とすかなっていう。多分トリプルも入れるんですけど、1種類か2種類かなと思うので。まあ、まずは無事悪化せず終えられることを目標にして。あとは、ここに来た意味としては、とにかく通過することなので、とにかく通過できたらうれしいなと思いますし、今日の演技でちょっと色々学んだこともあったので、なんか頑張りすぎて、空回りしたり、ちょっとすごい久しぶりだったので、気合いが入りすぎて、ぐだぐだだったので、そこも改善できたらと思います」

 ―約1年半ぶりの実戦。リンクに立った瞬間は?

 「うーん。なんか試合っていうのを感じると緊張したりするので、もうとにかく、普通に練習で、今日は絶対に決めるだけみたいな、そういう感覚で演技をしたんですけど。まあ、あまり試合って意識をせずにやったので。またこれから先、もっとお客さんが増えたりしてきたり、無観客じゃなかったりするとまた違った感覚を味わうと思うので。まだ今はなんか、とりあえず乗り切ろうっていう2日間って感じなので、なんか試合って意識はあんまりなかったので。あとで振り返って、『試合だったんだな~』って思うかもしれないんですけど。まあ、帰ってこれて良かった気持ちもありますけど、なんかまだ不安要素のある中の試合なので。何も気にせず、何も足のこと気にせず、滑れるときを早く楽しみにしているので、そこでやっぱり、うれしさが出てくると思うので。試合に対してうれしい気持ちになれるように、そのときを楽しみに頑張って治したいと思います」

 ―リンク立ったときの気持ちは?

 「試合に対して楽しみ不安とかじゃなくて、『あのジャンプは跳ぶ』『あのジャンプでミスれないな』『あそこ気を付けないとな』とか、『1発目跳べなくても集中しないとな』とか、1個ずつ細かなことしか考えていなくて。全体的な不安ってより、もう細かいところをすごい『気を付けないとな』とか、『スピード出し過ぎてもな』とか、『すごい今日リンク滑るな』とか、いろいろそういう感覚だったので。大きな不安はなかったんですけど、どちらでもなく、集中して跳ばないとって感じでした。なんか確率とかもいい部分もあるんですけど、なんだろ、靴も昨季と変えてて、そこまで慣らしてない中でやったっていうのもありつつ、まあ今週からジャンプ跳び出したっていうのと、あとここのリンクと合わせないとっていうのがあって、いろいろ考えて。めちゃくちゃ6分間とか、足とか関係なく、『もう跳ぶしかない』と思って。もう出るんだったら跳ぶしかないと思って、すごい覚悟していました」

 ―リンクサイドは1人だった

 「1人の方がすごい考えることはできたので。今回の試合に関しては、普通に悪い影響なく乗り切れたかなって思っています」

 ―3回転は昨日初めてした?

 「今週の火、水くらいからやりました。トリプルも月からなんで。ダブルも先週からで、その前も3か月、ショーのあとすぐ休んだので。2週間前に3か月ぶりくらいに、スケートを始めてって感じです」

 ―大事に滑っている?

 「いつもそうなんですけど、スケートをしているときは、そんなに痛みがなくて、終わったあと、帰ったらとか次の日とか、歩いた時に、『ああ~ちょっと痛くなっちゃっうかな』っていうのがあるっていう感じで。逆にすぐに、『ああ、今痛いな』とか分かったらすぐ制限かけられたのかなと去年も思うんですけど。いつも次の日は、その日の夜に痛くなっちゃってっていうのがあって。一昨日も朝と晩、ちょっと非公式練習といつもの練習とあって、2つとも入ったから、昨日痛みが出ちゃったのかなと思うんですけど。強い痛みじゃないので、痛みがないっていうのが理由で出ようと思いました」

 ―カナダ出発したのいつ?

 「ずっと日本にはいて」

 ―先生とは、連絡取ってる?

 「スケジュールみたいな教えていただいて、1文章だけ、『こういうスケジュールで、とりあえず出ます』ってだけを。その1つだけ。それ以外もなんか1か月に1回くらいは『どう?』って言われて、写真を送ってっていうそのやり取りくらいで。あんまりたくさんは話すって言っても、自分自身もどういうふうに治していくかって、計画を立てても、計画通りにいかないことばっかりだったので、今まで。なので、『今はこういう状態です。治ったらやります』とか、そういうふうなことしか私からは言っていなくて。やり取りをしても、計画を立ててもその通りいかないので、次の予定だけを。今回『中部は出ます』っていうのを言いました」

 ―世界選手権目指したい?

 「全日本でやっぱり上位に行って、世界選手権や四大陸だったり、早く復帰したいですし、でもやっぱり早く復帰するには完治でしょっていう自分の中の意見もあるし、でもやっぱり出たいし。どっちの思いもあるんですけど、ほんと早く完治させて、完治させたら絶対早いって自信はあるし、すごいトレーニング頑張ってきたので、完治させて自信を持って試合に挑めるようになるのが夢です」

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