数多くのGⅠを制してきた騎手のコラムが、会員限定のコンテンツに加わりました。スポーツ報知の紙面で好評の「岩田康誠の熱血!! 競馬道」と「池添謙一のKen to 1」。騎乗馬の特徴、調教状態などを騎手ならではの視点で語ります。ビッグレースの前には、豪華ゲストによるコラムも収録!ご期待ください。
秋のG1シリーズ開幕戦、スプリンターズS(10月2日、中山競馬場)はメイケイエールに騎乗します。4か月ぶりだった前哨戦のセントウルSで重賞6勝目を挙げ、あとはビッグタイトルを取るだけ。そんな状況で迎える大一番です。
今回は中2週と間隔が短い点がポイントだと思っていました。最終チェックは今週水曜の最終追い切り。調教はいつもおとなしいと言っても、いつスイッチが入るかは分からない。注意して乗りましたが、精神面の危うさは感じませんでした。
前走の疲れも残っていない様子。オーバーワークにならないようにフィニッシュさせました。それでもラスト1ハロンは11秒1。フットワークが大きいので体感より速い時計が出ることは珍しくないですし、余力を残した中で心身両面の充実が伝わってきました。
枠順を含めて舞台設定に不安は持っていません。ゲートまで落ち着きを保ってエスコートできれば、強い姿を見せてくれるはず。課題を一つ一つ、一年かけて克服してきた彼女と一緒に、勝利だけを目指して戦ってきます!
(JRA騎手)
池添謙一騎手の10月2日の騎乗馬
【中山】
2R サクラトップクリス B
5R サヴォーナ B
10R レッドランメルト A
11R メイケイエール A
(本紙評価)