アーチェリー日本代表トリオ・杉本智美、山内梓、渡辺麻央で静岡県勢7年ぶりV狙う…栃木国体注目選手紹介

スポーツ報知
世界ランク最高位が3位と日本の絶対的エース杉本

 アーチェリー成年女子団体に日本のエース・杉本智美(27)=ミキハウス、浜松商高出=、昨年の東京五輪出場の山内梓(24)=近大職、浜松商高出=、21年世界ユース団体金の渡辺麻央(19)=日体大2年、富士市出身=が出場する。静岡が誇る「日本代表トリオ」が、15年の和歌山国体以来の7年ぶり県勢Vを誓った。

 アーチェリー王国・静岡には頼れる3人がいる。杉本、山内、渡辺だ。練習からお互いを刺激しあい、チームワークも抜群。そんな最強トリオが「優勝を目指します」と口をそろえた。

 最年長の27歳杉本が先頭に立つ。世界ランク最高位は3位。誰もが昨年行われた東京五輪の出場を疑わなかった。だが、まさかの代表2次選考会で落選。「東京五輪が第一目標だったので、その目標が絶たれてしまった」と当時の苦しかった胸の内を話した。

 落胆する日本の絶対的エースに、休む期間もなく続々と練習や大会が押し寄せてきた。五輪後、完全に気持ちの整理がつかない時期に「家族、監督、コーチなどが支えてくれた」。気持ちを再び奮い立たせ「もう一回頑張ろう」。今回の国体は、24年パリ五輪を目指す上での「再スタートの大会」と燃えている。

 19歳渡辺は「心強い先輩がいる」とうなずく。153センチと小柄ながら筋力を最大限に活かした「弓の強さ」が売りのフォーム。21年世界ユースで団体金を獲得。昨年は世界選手権の代表にも選出され、伸び盛りの大学生は、大好きな“お姉さん2人”について「安心感がある」と微笑む。

 昨年、アーチェリーで県勢女子初の五輪出場を果たした山内は「フォームの安定感」を練習で徹底的に意識。9月中旬に行われた「ISPS HANDA CUP」の個人戦で優勝し調子も上向きだ。7年ぶり県勢団体Vへ「優勝を狙えるメンバー」と断言。静岡の頼もしい「日本代表トリオ」がいざ決戦へと臨む。(森智宏)

 ◆杉本智美(すぎもと・ともみ)1994年11月9日、浜松市市生まれ。27歳。中学時代はソフトボール部でポジションは捕手。浜松商でアーチェリーを始める。近大進学後、15年の全日本選手権で初優勝。全日本室内選手権は15、16年連覇。16年の世界室内選手権女子団体で日本勢初の金メダルを獲得。17年4月にミキハウス入社。163センチ。血液型B。

 ◆渡辺麻央(わたなべ・まお)2002年12月26日、富士市生まれ、19歳。小4でアーチェリーを始める。中3の4月からエリートアカデミーに入校して東京・稲付中に転校。足立新田高に進み、19年の全国総体で個人戦V。日体大に進学。21年世界ユースで団体金。153センチ。血液型A。

 ◆山内梓(やまうち・あずさ)1998年9月11日、浜松市生まれ、24歳。浜松商の高3夏の全国総体団体戦で優勝。近大に進学。昨年の東京五輪に出場。同競技では県勢女子初の五輪出場を果たした。160センチ。血液型AB。

◆賞状持ち帰りたい

 〇…少年女子個人、団体には県勢から重森萌花(知徳3年)沢田藍(常葉大菊川2年)山本奈那子(浜松北2年)が出場。最上級生の重森は、8月に行われた全国総体の個人戦で東海勢最高の28位に入った。テンポの良いリズムで矢を放ちチームをけん引する。「賞状を持ち帰ってきたいね」と語った高校生3人が目標を「団体ベスト8」に設定した。

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