【高校野球】聖光学院の高校日本代表コンビ・赤堀颯&安田淳平、栃木国体で「日本一」目指す

スポーツ報知
銅メダルを手に笑顔の聖光学院・安田(左)と赤堀(カメラ・秋元萌佳)

 夏の全国高校野球選手権(甲子園)でチーム最高成績の4強入りを果たした聖光学院(福島)の赤堀颯内野手と安田淳平外野手(ともに3年)が高校日本代表の一員として、U18W杯(9~18日、米フロリダ州)で3位に輝いた。世代トップの選手たちとともに世界一を目指した戦いを振り返り、10月2日から始まる栃木国体への意気込みを語った。(取材・構成=秋元萌佳)

 2大会ぶりに獲得したメダルは、銅色でも誇らしかった。副主将という役割を担って戦った赤堀は「高いレベルで野球をやらせてもらって、本当に幸せな時間だった」と笑顔。スーパーラウンドでは試合前の円陣の声出し担当として「侍」や「戦」など日本らしい言葉を使って仲間を鼓舞し、「メダルを獲るという一つの役目を果たせてホッとしました」と振り返る。

 9試合のうち5試合に出場した安田は世界の強敵たちと対峙(たいじ)し「体の大きさや、芯の強さが別物だった」と実感。特にスーパーラウンドの米国戦(3●4)では、出場はなかったものの「相手がゾーンに入った時にもの凄い集中力と圧を感じた。国を背負って戦うプライドはもちろんだけれど、それを粋だと感じられる余裕も見えた」と初めて肌で感じた「世界」は大きいものだった。

 赤堀は、本職の遊撃手以外の内野で出場して適時打を放ち、代走出場などの活躍をしながらも、自己評価は「不完全燃焼」と辛口。同じ京都出身で中学時代から知り合いだった大阪桐蔭の松尾汐恩捕手(3年)らプロ志望届を提出している同世代を間近に感じ、「夏4強で自信がついてきたところだったんですが、走攻守まだまだだと痛感した。もっと練習せえよ、という神様のメッセージだと思っています」と悔しさをバネに、次のステージに向けて火が付いたという。

 時差や食文化の違いにも悩まされながら乗り越えた代表での戦いを経て、来月2日からは国体に出場する。再び聖光学院の慣れ親しんだユニホームに袖を通し、目指すは夏に果たせなかった「日本一」。2人は「自分たちはお祭りだとは思っていない」と、もちろん全力宣言。初戦の九州学院(熊本)戦に向け、赤堀が「初球から相手に食らいついて、皆で向かっていく空気をつくる」とリードオフマンとしての意気込みを語れば、安田は主軸として「今が高校通算9本なので、あと一本打って2ケタに乗せたい」と甲子園の3回戦以来となる一発を狙う。限られた者にしか訪れない「最後のチャンス」。高校生活を締めくくる戦いで、一皮むけた2人が大暴れを誓う。

 ◆安田淳平(やすだ・じゅんぺい)2004年9月14日、東京都生まれ。18歳。篠崎四小3年時に上篠崎ムスタングクラブで野球を始め、篠崎中時代は江戸川中央リトルシニアに所属。176センチ、76キロ。右投げ左打ち。

 ◆赤堀颯(あかほり・はやと)2004年11月11日、京都府生まれ。17歳。長法寺小1年時に長岡京サンダースで野球を始め、長岡中時代はオール枚方ボーイズに所属。174センチ、74キロ。右投げ右打ち。

 ◇栃木国体高校野球硬式の部 10月2日から5日に、宇都宮清原球場で行われる。従来は12校が出場していたが、今大会から選手の障害予防の観点から3連戦を避けることなどを目的に8校に縮小された。出場校は今夏の甲子園8強入りの仙台育英(宮城)、聖光学院(福島)、近江(滋賀)、大阪桐蔭、下関国際(山口)、高松商(香川)、九州学院(熊本)の7校と開催県・栃木から16強入りした国学院栃木。

野球

個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請
×