【高校野球】開幕試合の帯広農・干場雄心主将、もう一度聖地へ…秋季全道高校野球大会30日開幕

スポーツ報知
開会式で入場行進する帯広農の選手たち(カメラ・島山 知房)

 来春のセンバツ出場権をかけた第75回秋季全道高校野球大会がきょう30日、札幌円山、麻生両球場で開幕する。29日は開会式と公式練習が行われた。開幕試合に登場する2年ぶり11度目出場の帯広農は北海と対戦。21年夏の甲子園に出場した干場雄心主将(2年)は聖地凱旋(がいせん)を誓った。

 選手宣誓の大役を終えた帯広農・干場がほっと胸をなで下ろした。昨夜は1時間ほど寝付けなかったと言い「緊張で足が震えたのは初めての経験。感謝と感動というテーマで(宣誓文を)考えたので、『勇気、感動、笑顔』の言葉に力を込められて良かった」と振り返った。

 ベンチ入り18人中、唯一昨夏の甲子園を経験している。初戦のノースアジア大明桜(秋田)戦ではフル出場し、ドラフト1位でソフトバンクに進んだ風間球打投手(18)から安打をマーク。2―4で惜敗したものの、1年生4番として存在感を示した。

 それから約1年。同じ背番号「3」を背負い、主将に就任した。昨秋から3季連続で十勝地区予選敗退が続く中、前チームから続く甲子園1勝の目標を引き継ぐ意味で「継勝」をスローガンに設定。「球場の雰囲気は今でも覚えている。(昨夏は)観客が入れてなかったので、入った中でプレーしたい思いが強い」と夢を描いている。

 初戦の相手は、札幌地区の激戦ブロックを全4試合コールドで勝ち上がってきた北海。大会屈指の好投手・熊谷陽輝(2年)と対峙する。組み合わせ決定後は、相手エースの決め球でもある低めのスライダーを見極める練習を重ねており「速い球はそこまで(怖くない)。それよりもキレのあるスライダーのほうが怖い。(1番打者として)流れを持っていきたい」と闘志を燃やした。

 今夏からレギュラーの選手が多く残る新チーム。聖地を知る主将を中心に経験は豊富だ。「(1、2年生)6人が出場して負けて、3年生の夏を終わらせてしまった。3年生の思いも背負って戦いたい」。過去最高成績は19年の4強。強敵を撃破し、初の頂点まで駆け上がる。(島山 知房)

 〇・・・釧路工は最少メンバーで勝利を目指す。過去には夏の甲子園出場経験もある古豪だが、現在の部員数は1年生4人、2年生8人の計12人のみ。出場20校中、唯一ベンチ入り登録上限の18人未満で大会に臨む。きょう30日の旭川龍谷戦に向け、中村昭和監督(48)は「一つになって戦っていければ。円山と麻生、そういったところで思い切ってできるように頑張っていきたい」と話した。

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