◆東都大学野球秋季リーグ第3週第3回戦 中大2―1亜大(29日・神宮)
中大が亜大との接戦を制し、単独3位になった。今秋ドラフト上位候補の森下翔太中堅手(4年=東海大相模)が、初回1死二塁の好機で先制の適時二塁打。同じくプロ注目の亜大・青山美夏人投手(4年=横浜隼人)のスライダーを完璧に捉え、右中間を破った。
「3番・中堅」でフル出場し、4打数1安打1打点だったが「凡退もあったんですけど内容的には悪くないかなと捉えています」と手応えは十分。前日にプロ志望届を提出した。8月にはプロ・アマ交流戦にも出場して「打球速度や飛距離はプロにいっても通用する部分。(捉える)確率を上げられたら1軍でやれる自信はあると素直に思いました」と気持ちが高まった。
この日のバックネット裏には巨人、阪神、西武、日本ハム、楽天などNPB複数球団のスカウトが集結。スカウトの一人は「うまく右中間に打ちましたね。ドラフト1位で競合する可能性も十分あると思います。守備を見ていてもすぐに1軍で戦える力を持っていますし」と高評価していた。