【日本ハム】ありがとう札幌ドーム、満員4万1138人がラストゲーム見守った

スポーツ報知
観客席に用意されたボードで「THANK YOU 2004―2022 GO TO 2023」の文字が浮かびあがった札幌ドーム(カメラ・関口 俊明)

 日本ハムが東京から札幌に本拠地を移した2004年から使用してきた札幌ドームでの試合が、28日のロッテ戦でラストを迎えた。同年4月2日、ホーム開幕戦で西武を5―1で破った1試合目から1106試合、通算599勝で、19年間の歴史に幕を下ろした。

 移転3年目の06年に、25年ぶりとなるパ・リーグ制覇と44年ぶりの日本一を達成。現在はメジャーで活躍するダルビッシュ有や大谷翔平らも数多くの名シーンを残して海を渡るなど、様々な記録と、ファンの記憶に残る戦いを演じてきた。

 この日は平日のナイターにもかかわらず、開始前から入場を待つ長蛇の列ができ、満員となる4万1138人の観衆が詰めかけ、最後の一戦を見守った。2023年からは、北広島に建設中の新球場「エスコンフィールド北海道」に戦いの場を移し、日本ハムが新たな歴史を築いていくことになる。

 本拠地最終戦を一目見ようと、札幌ドームには4万人超のファンが応援に駆けつけた。2004年の本拠移転後にファンになった千歳市の伊藤三希子さん(62)は「新庄さんが上から下りてきたり、バイクで走ったり。こんなのあり?って目が点になるようなパフォーマンスをしたことを今でもはっきり覚えている」。夫の彰啓さん(57)も「野球の楽しさを教えてもらった大切な場所」とうれしそうに振り返った。

 19年間、月1度のペースで球場に足を運んだ旭川市の森谷克実さん(73)は「昔はスタンドもガラガラでね」と当時を懐かしんだ。8歳の頃からドームに通っていた会社員の恵田みつきさん(20)は「ずっと来ていた場所。たくさん思い出もあるし本当に寂しい」と別れを惜しんだ。エース・上沢は北海道のファンを「温かい人が多い」と語る。19年間の節目となったこの日。愛に溢れた拍手といつも以上の力強い応援が、最後まで選手を後押しした。

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