森保監督11・1にW杯メンバー発表…ターンオーバー見据え鎌田ら不動組&シュミットら浮上組での布陣が現実的

スポーツ報知
試合後、選手と握手する森保一監督(中)

 FIFAランク24位の日本は27日に同44位でW杯出場国のエクアドルと0―0で引き分け、カタールW杯(11月20日開幕)のメンバー発表前のラストゲームを終えた。1勝1分けで終えた今遠征を現地で取材した岡島智哉記者が総括し、9日間の活動で見えた収穫、史上初の8強入りを目標に掲げるW杯でのベスト布陣を「読み解く」。

 収穫が多かった米国戦から一転、0―0に終わったエクアドル戦は不安要素が垣間見える展開となった。中3日で1次リーグ3試合を行う本大会でのターンオーバーを見据え、先発11人全員を入れ替えた。だが古橋、南野は精彩を欠き、中盤と前線の連動も機能的とはいえず、堂安・三笘のサイド攻撃も迫力を欠いた。

 遠藤は「チームとしてスタッフがどういう戦術でやりたいかが明確になり、監督とも選手同士でも密に話すことができた。W杯へ、いい準備期間になった」と総括した。米国戦で活躍したトップ下の鎌田、ダブルボランチの遠藤と守田、変わらずの安定感を発揮した冨安、酒井らが代えの利かない主力であることが浮き彫りになったともいえる。

 一方でGKシュミットはPKを止めただけでなく、流れの中でも好セーブを連発。守備で奮闘した長友も「強い相手になればなるほど、僕は価値を示せる」と存在感を示した。米国戦の先発メンバーにシュミット、長友を加えた中での11人が、現状のベスト布陣か。ここに今活動選外の大迫、負傷離脱の浅野、板倉がどう加わっていくか。

 3バックの逃げ切り策や冨安の右サイドバック、久保の左サイドなど、多くの形をテストできたことは収穫となった。ターンオーバーに関しては、エクアドル戦で一定程度のメドは立ったが、11人全員を入れ替えることは現実的ではないとみる。鎌田や遠藤、守田ら“不動組”を1次リーグ3試合でどう起用していくのか、監督のマネジメント能力が問われる。

 練習を取材していても、南野にキレがなく、状態が上がっていないことは明らかだった。エクアドル戦での不調ぶりは、ある程度予想できたことでもあったが、2か月後もこの状態だとは限らない。モナコで出場機会を確保し、結果を残すことができれば、鎌田と正位置を争える可能性は大いにある。南野は「W杯まで時間はある。チームに戻り、いい形でW杯を迎えたい」と前を向いた。

 南野に限らず、今遠征で序列を上げた選手についても同様。いかにクラブで試合に常時出場し、調子を上げて本大会を迎えられるか。26人のメンバー枠は大方見えてきたが、先発11人の選考レースは開幕直前まで続く。(岡島 智哉)

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