◆凱旋門賞・G1(10月2日、パリロンシャン競馬場・芝2400メートル)追い切り=9月28日、エーグル調教場
日本ダービー馬のドウデュース(牡3歳、栗東・友道康夫厩舎、父ハーツクライ)が、芝周回コースで最終追い切りを終えた。約9ハロンを単走。ラスト1ハロンを強めに追われ、軽快な脚取りで気持ちよさそうに駆け抜けた。
「先週、マイラプソディと併せて坂路でしっかりやって体はできているので、日本と同じく当週は助手でジョッキーを乗せませんでした。シャンティイでは最高に仕上がったと思います」と胸を張った友道調教師。見守った武豊騎手も「順調だと聞いていましたが、調教を見た感じも状態が良いなと感じました」と目を細めた。
前走のニエル賞・仏G2では伸び切れず4着に終わったが、陣営の位置付けはあくまで前哨戦。春のクラシック路線でも報知杯弥生賞、皐月賞、日本ダービーと使われつつ状態を上げただけに、叩き2走目の今回は大きな上積みが見込める。鞍上にとっても10度目の挑戦での悲願成就を目指す。