【高校野球】石川・遊学館が延長14回を制して北信越大会へ…吉本翔麿が今大会3号本塁打

スポーツ報知
3回に左中間本塁打を放った遊学館の4番・吉本

◆秋季高校野球石川県大会 ▽第3代表決定戦 遊学館9-7小松大谷=延長14回=(28日・石川県立)

 第3代表決定戦が行われ、ノーシードの遊学館が延長14回の末、9-7で小松大谷を下し、秋季は2年連続12回目の北信越大会(10月15~23日、新潟県)出場を決めた。序盤から大接戦となって延長戦に突入し、13回からは無死一、二塁から始まるタイブレークを実施。延長13回も4点ずつを挙げる熱戦が続いたが、14回は遊学館が犠打、適時打、スクイズで2点を挙げて逃げ切った。4時間13分の戦いを終え、ベンチから出てきた中川光雄監督は「準決勝では守備から乱れ、この2日間は改善に取り組んできたが、切羽詰まった状況でエラーが出てしまった。反省点として守備を鍛え、北信越大会では平常心で挑みたい」と気を引き締めた。

 豪快な打撃を武器に、今大会3本目のホームランを放ったのが、4番の吉本翔麿一塁手(2年)だ。185センチ、120キロの体格を誇り、3回2死では高めの内角球をフルスイングし、左中間方向へスタンドイン。この日は3安打、2打点に加え、申告敬遠を含む2四球でチームの勝利に貢献した。「下からすくい上げるのではなく、上からしっかりと叩けている。(本塁打は)来たボールを振り切れました」と手応え。今大会は2回戦の津幡戦で左越えソロ、準々決勝の飯田戦で左中間ソロを放つなど、絶好調をキープする。

 堂々の体格とパワーを誇るが、食欲は普通の高校生並みだ。「好物は野菜炒め。ご飯は、普通の茶碗に1・5杯くらい」と苦笑い。しかし、幼い頃から体格は良く、小学生の頃はすでに80キロあったという。中学時代は石川中央ボーイズの主軸として活躍。冬場には雪で動けなくなった自家用車を押して脱出させたこともあるという。高校入学後は今秋からスタメン入りして、4番に抜擢。野球部が創部した01年から指導してきた中川監督は「パワーは歴代ナンバーワン。あの体重からパワーを引き出せているので、絶対にやせないように、と言っています」と話す。

 今大会のホームランボール2個は母親にプレゼントし、自宅のテレビ横に置いてあるという。「高校では40本くらい打ちたい。北信越大会では、欲を言ってバックスクリーンに当てたいです」と吉本。特大の一発と本塁打量産で、センバツ出場を引き寄せる。(中田 康博)

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