【スプリンターズＳ】成長著しい３歳馬ウインマーベルは美浦・Ｗコースでラスト１ハロン１１秒７

◆第５６回スプリンターズＳ・Ｇ１（１０月２日、中山競馬場・芝１２００メートル）追い切り＝９月２８日、美浦トレセン

　初の年長馬相手となった前走のキーンランドＣ・Ｇ３で２着のウインマーベル（牡３歳、美浦・深山雅史厩舎、父アイルハヴアナザー）は開門とほぼ同時の６時にＷコースに入った。３頭併せで前に２頭置いて最後方からスタート。最後はいっぱいに追って右ムチを入れて気合をつけ、最先着した。５ハロン７０秒１―１１秒７でフィニッシュ。ゴール後もしっかり追って負荷を十分にかけた。

　深山調教師は「競馬に向けてしっかり負荷をかけることをやりたかった。テンの入りだけ遅くなって、全体の時計は７０秒くらいだったけど、乳酸値を見ても十分負荷をかけられたと思う」と話した。前走は休みあけだったこともあり、先頭に立った後に勝ち馬に内を救われた形の２着。一度使った上積みはあり、ブリンカー着用で好走している強みもある。成長著しい３歳馬。初のＧ１挑戦となるが、いきなり通用してもおかしくない。