【阪神】岡田彰布氏、15年ぶり監督復帰…平田勝男2軍監督がヘッド昇格 今岡真訪氏や水口栄二氏入閣へ

球団OBで元監督の岡田彰布氏
球団OBで元監督の岡田彰布氏

 阪神の次期監督に、球団OBで元監督の岡田彰布氏(64)が就任することが27日、分かった。すでに就任要請を受諾しており、複数年契約の見通し。10月2日のレギュラーシーズン終了後にも就任が正式発表される。ヘッドコーチには平田勝男2軍監督(63)が内部昇格し、球団OBの今岡真訪(まこと)氏(48)や元オリックスの水口栄二氏(53)を招へいする見通し。2005年にリーグ優勝に導いた岡田氏の下、それ以来18年ぶりのV奪回を目指す。

 18年ぶりの悲願成就は猛虎最後のV指揮官にゆだねられた。05年リーグ優勝監督の岡田氏が、第35代阪神監督に就任することが明らかになった。岡田氏は都内で、スポーツ報知の取材に「今は話せることはない」と答えるにとどめたが、すでに就任要請を受諾。大阪市内で報道陣に対応した百北球団社長も「今シーズンが終わるまで申し上げることはない。(監督を決めるメドは)立っています」と説明し、レギュラーシーズン終了後に正式発表される。

 岡田氏は早大から6球団競合の末、1979年ドラフト1位で阪神入団。85年は5番打者として球団唯一の日本一に貢献した。オリックスで引退後は、98年に2軍コーチとして阪神復帰。2軍監督、1軍コーチを経て、2004年に監督に。05年は勝利の方程式「JFK」(ジェフ・ウィリアムス、藤川、久保田)を確立し、リーグ優勝に導いた。08年に大逆転V逸の責任をとって辞任したが、在任5年間でAクラス4度。10年から3年間はオリックス監督を務めた。

 組閣も急ピッチで進む中、“Vタッグ”の再結成が判明した。ヘッドコーチに平田2軍監督の昇格が内定。04、05年にヘッドコーチを担い、岡田政権を支えた名参謀だ。今季は2軍監督としてウエスタン・リーグ連覇目前。チーム事情に精通し、現場から遠ざかっている岡田氏のサポートにうってつけ。気心知れたツープラトン体制が敷かれる。

 外部からは、05年優勝時に主力だった今岡氏と、早大の後輩でもある水口氏を招へいする見込みだ。今岡氏は阪神でコーチを務めた後、ロッテで2軍監督、ヘッドコーチを歴任。打撃コーチを軸にポストは調整されるが、球団の将来を見据えた人材としても復帰の運びとなった。水口氏は、岡田氏のオリックス監督時代と同様に打撃コーチの見通し。赤星憲広氏(46)、関本賢太郎氏(44)、鳥谷敬氏(41)ら教え子の入閣も検討していくとみられる。

 就任4年目の矢野監督がキャンプイン前日に退任を表明してスタートした22年。だが、守備力、得点力の課題が解消されずにV逸した。チーム再建は、経験豊富な岡田氏の手腕に託される。また、リーダーシップも魅力。判定を巡って乱戦となった05年9月7日の中日戦(ナゴヤドーム)で、久保田に「お前の責任じゃない。むちゃくちゃ投げたれ」と叱咤(しった)激励したのは有名な話。強烈な個性を放つ新指揮官が、虎をよみがえらせる。

 ◆岡田 彰布(おかだ・あきのぶ)1957年11月25日、大阪市生まれ。64歳。北陽高(現・関大北陽高)―早大を経て79年ドラフト1位で阪神入団。80年に新人王を獲得し、85年にベストナインに輝き、リーグ優勝に貢献。94年にオリックスに移籍し、95年限りで引退。通算1639試合に出場し、1520安打で打率2割7分7厘、247本塁打、836打点。96年からオリックス2軍助監督兼打撃コーチ。98年に2軍打撃コーチとして阪神に復帰し、2004年から1軍監督。05年にリーグ優勝。08年限りで退任。10年から12年までオリックス監督。

 ◆今岡 真訪(本名・誠=いまおか・まこと)1974年9月11日、兵庫県生まれ。48歳。PL学園高を経て、東洋大時代に96年アトランタ五輪で銀メダル獲得。同年ドラフト1位で阪神入り。2003年に首位打者、05年に打点王でリーグ制覇に貢献。ベストナイン3度。09年オフに戦力外通告を受け、ロッテ入り。12年限りで現役引退。16年に阪神に復帰し、2軍野手総合コーチ、18年からはロッテで2軍監督、1軍ヘッドを歴任。21年限りで退団。

 ◆水口 栄二(みずぐち・えいじ)1969年1月9日、愛媛県生まれ。53歳。松山商から早大を経て、90年ドラフト2位で近鉄入り。二遊間を中心に活躍し、2001年のリーグVに貢献。04年オフの分配ドラフトでオリックス入り。07年限りで現役を引退し、打撃コーチに就任。12年に退団し、子どもを対象にした野球塾を運営。

野球

個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請 報知新聞150周年
×