【デュッセルドルフ(ドイツ)26日=岡島 智哉】FIFAランキング24位の日本代表は、同44位のエクアドル戦に向けて、会場のデュッセルドルフ・アレーナで前日調整を行った。
* * *
エクアドルはFIFAランキングこそ44位だが、南米予選をブラジル、アルゼンチン、ウルグアイに次ぐ4位で突破した実力国。W杯常連国のコロンビアやチリを敗退に追い込み、2大会ぶりの本大会出場権を手にした。W杯ではカタール、オランダ、セネガルと同じA組。カタールとの試合は、開幕戦(11月20日)のカードに選ばれている。
三笘が所属するブライトンの選手3人がメンバー入りするなど、欧州1部リーグでプレーする選手も多い。チームスタイルは堅守速攻で、身体能力を生かしたサッカーを展開する。南米予選では標高の高いホームの地の利を生かし、ウルグアイを4―2、コロンビアを6―1で下す破壊力を示した一方、ブラジルやアルゼンチンと1―1の引き分けを演じるなど、手堅く勝ち点1をもぎ取る力も見せた。
チームは23日にサウジアラビアと対戦し、0―0のドローだった。会見したアルゼンチン出身のアルファロ監督は「負傷などがあり、(サウジ戦から)何人かメンバーを入れ替えるつもりだ」と話し、主力中心でスタメンを組んだ同戦からのメンバーの入れ替えを示唆。「サウジ戦では決定力を欠くこととなったが、相手GKがよかったこともあったし大きな問題はない。チーム発足からここまで長かったが、ついにここまで来た。W杯開幕を楽しみに待っているし、そこに向けた準備も改善を重ねながら順調にきている」と力を込めた。