ジャッジ、無情の雨に思う…1961年マリスは1本降雨ノーゲームでフイ 1998年マグワイアも幻の一発があった

スポーツ報知
ジャッジ(ロイター)

 ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が25日(日本時間26日)のレッドソックス戦、6回終了の段階で降雨コールドゲームに終わり3打席2打数1安打で60号を打ってから、ア・リーグタイ記録の61号が5試合足踏みをしていることになる。本人だけでなく観戦に訪れたファンや全米中継の前で見守っていた人々を落胆させた。

 雨による運不運は野球にはつきものである。実は1961年、当時の米大リーグ新記録の61本塁打したロジャー・マリス(ヤンキース)は、雨のためノーゲームになって本塁打を1本フイにしたことはあまり知られていない。

 7月17日ボルティモアのメモリアル・スタジアムでのオリオールズとのダブルヘッダー。第1試合は予定通り行われたが第2試合は5回表のヤンキースが4―1でリードしていたが、降雨ノーゲームになった。この試合でマリスは36号を僚友のミッキー・マントルも34号が幻となった。

 もしも、その試合が成立していたらマリスの57号は143試合目に打つことになっていたはずで、まだ19試合も残っていた勘定になる。もちろん、あくまで机上の推論だが、61本より多い数になっていたかもしれない。

 気象状況とは違うものの、1998年70本打ったマーク・マグワイア内野手(カージナルス)は9月20日、ミルウォーキーのカウンティ・スタジアムで左中間を越えた打球を打つもファンがフェンスの手前で手をさしのべて掴もうとして妨害、この打球を審判団は二塁打と判定。しかし、ビデオ映像を確認したところ、完全にスタンドに入る打球で、現在のようなリプレー検証があれば本塁打になっていたはずだ。

 ヤンキースのペナントレースも残り10試合、ジャッジにどんなドラマが待っているのだろうか。

 蛭間 豊章(ベースボール・アナリスト)

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