【高校野球】聖光学院が東北切符…投手デビューの三好元気が好投

スポーツ報知
公式戦初登板ながら堂々のマウンドさばきを見せた聖光学院・三好元気

◆秋季高校野球福島県大会▽準決勝 聖光学院12×ー2平工(25日・県営あづま)

 福島準決勝では、聖光学院が平工に12―2の6回コールド勝ちで東北大会(10月10~16日、山形)出場を決めた。今夏の甲子園で「4番・右翼手」として活躍した三好元気(2年)が投手デビュー。2/3回をわずか10球で締める堂々のマウンドさばきを見せた。

 6回1死一、二塁のピンチで聖光学院のマウンドに上がったのは、主砲・三好。「野球人生初の公式戦マウンド」に緊張した表情とは裏腹の堂々とした投球だった。最初の打者を空振り三振に斬ると、最後は三ゴロでピシャリ。「自信のある直球で押せた」と2/3回をわずか10球で仕留めた背番号9は「いつもと違う場所から投げて違和感がありましたが、思い切りいけて良かった」と振り返った。

 初回から5安打と強打の聖光らしさ全開で4点を先行すると、毎回安打の猛攻で5回を終えて11―2。あと1点でコールド勝ちの点差で迎えた6回表の守備で、「投手・三好」の出番がきた。「外野にいてあまり肩もつくれていなかった」と戸惑いつつも、最速134キロの直球をテンポ良く投げ込み流れを断ち切ると、その裏、チームは1点を追加してコールド勝ちで2年連続の東北切符をつかんだ。

 斎藤智也監督が「打高投低」と話すチームにあって「ドングリの背比べ」の投手陣の厚みを増すため、白羽の矢が立ったのが三好だった。今夏の甲子園では2年生ながら4番を任され、全試合で安打を記録。打だけでなく、レーザービームの好返球を見せるなど、斎藤監督は「肩も強いし、指先の感覚が良くて、才能がある」と投手経験のない三好を8月下旬からブルペン入りさせていた。

 「二刀流の人ってすごいなと思いました。体力や我慢強さがまだまだ足りない」と反省の初登板も「やるからには自分がエースになるくらいの気持ちです」と二刀流としての気合は十分。頼もしい右腕が、投手陣の奮起を促す起爆剤となる。(秋元 萌佳)

 〇…学法石川は田村に11-1で6回コールド勝ち。「代役・福田」が主役となり、東北切符をつかんだ。4番・福田健人(2年)は5回2死満塁で走者一掃の適時二塁打を放つなど、2安打4打点の活躍。今大会は、県南支部予選で4番だった福田涼介(2年)が右腕を骨折してベンチ外となり、つなぐ打者としてタイプが似ている健人が4番に抜てきされた。涼介は東北大会には復帰できる予定で「皆で涼介を東北大会に連れて行けて良かった」と健人。「涼介が戻ってきても、簡単には譲らずに切磋琢磨(せっさたくま)し合いたい」とライバル心を燃やした。

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