リングとピッチで同日出場 カズと次男・孝太…リーグ最年長55歳211日更新の父は「幸せ」

スポーツ報知
鈴鹿・三浦知良(右)と超RIZINで勝利した三浦孝太

◆JFL第23節 鈴鹿ポイントゲッターズ1―1東京武蔵野ユナイテッドFC(25日、サンガスタジアム)

 JFL鈴鹿ポイントゲッターズに所属する元日本代表FW三浦知良(55)が、サンガスタジアム(サンガS)での東京武蔵野ユナイテッドFC戦で5戦連続途中出場。リーグ最年長記録を55歳211日に更新した。約2時間前には格闘技興行「超RIZIN」で格闘家の次男・孝太(20)がブンチュアイ・ポーンスーンヌーン(22)=タイ=戦で114秒の1回TKO勝ち。試合後にサッカー日本代表のユニホームをまとって入場した次男がデビュー2連勝を飾ったことを知ると親の顔に。「競技は違うけれど、ほぼ同じ時間に戦いの場に立てたことは幸せ」と喜びをかみしめた。

 自身は1点リードの後半42分に出場。自陣からプレスをかけ、CKのピンチには手をたたいて味方を鼓舞した。だが、試合終了間際に1―1とされ、「引き分けになって責任を感じる」と唇をかんだ。

 20年に開場したサンガSは初のプレーとなる。クラブホーム試合史上最多の5682人を集め「もうちょっとやりたかった。(Jに上がって)戻ってくれるようにしたい」と振り返った。

 カズは1999~2000年に京都に在籍。「クロアチアから帰ってきた99年当時を思い出すと、カズというサッカー選手がどういう道に進むか注目されていた。その中で京都というクラブで活躍したことで日本代表になれたり、神戸や横浜FCに移籍できた。V川崎(現J2東京V)でJのキャリアを始めたが、京都でJにおける第2章が始まった。その後、神戸と横浜FCで活躍できたのも京都のおかげ。思い出深く、印象に残っている」と明かした。

 次節は国立競技場開催のクリアソン新宿戦(10月9日)。旧国立では国際Aマッチで通算22試合で歴代最多29得点を挙げている思い出深い場所だ。新国立では初のプレーとなるが「JFLに移籍して環境的な違いはあるのはわかっていたがこういう場を用意してくれてモチベーションになる。感謝しかない。いい準備してのぞみたい」。今季初得点で5戦ぶり勝利を飾る。

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