【高校野球】花巻東・佐々木麟太郎が中田翔超え高校通算88本 主将で初公式戦アーチは130m場外弾

スポーツ報知
3回2死一塁、右翼場外へ2ランを放った花巻東の佐々木

◆秋季東北地区高校野球岩手県大会 ▽準決勝 花巻東7―6盛岡大付(25日・岩手県営)

 花巻東の怪物スラッガー・佐々木麟太郎内野手(2年)が中田翔(大阪桐蔭)を超える高校通算88号を放った。秋季岩手県大会準決勝の盛岡大付戦に「3番・一塁」で先発出場。3点を追う3回、公式戦主将1号となる推定飛距離130メートルの2ランを右翼場外へ運ぶなど2安打2打点。7―6の逆転勝利に貢献した。チームは7年連続で秋季東北大会の出場権を獲得。来春のセンバツ出場へ前進した。

 打った瞬間、確信した様子だった。3点を追う3回2死一塁。佐々木が内角直球をフルスイング。注目のスラッガーは高々と舞い上がった打球を、立ったまま見守った。白球は、右翼場外の木を直撃。追撃の2ランに「センターに強い打球を打つことを意識していた」とうなずいた。

 複数人が携帯電話の距離計測アプリで測定した結果、推定飛距離は130メートル超。観客席からは驚きの声が漏れ、見守った花巻東関係者も「今までで一番だったかも」と驚きの表情だ。高校通算アーチは88本に伸び、大阪桐蔭時代の中田翔(現巨人)の記録(同87発)を上回った。

 今夏は準決勝で盛岡中央に2―3で敗退。佐々木は3回の守備で相手選手と接触し、左手人さし指骨を骨折。だが痛みよりも責任感が勝った。新主将の重責を果たすべく、8月上旬から練習試合に復帰。新チーム発足後、この日まで13本のアーチをかけた。

 「先輩方の思いを背負って、来年の夏までやっていければ」。強い決意はこの日の試合でも随所に表れた。同点で迎えた7回先頭、二遊間へのボテボテの当たりとなったが、一塁へヘッドスライディング。内野安打を勝ち取ると、決勝のホームを踏んだ。

 東北大会出場を決めたが「まだまだこれから」と麟太郎。2年連続でのセンバツ出場に向け、気合をみなぎらせた。26日の決勝は専大北上と対戦する。勝利にも高校通算88発にも満足することなく、まずは岩手の頂点に立つ。(高橋 宏磁)

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