第56回スプリンターズステークス・G1が10月2日、中山競馬場の芝1200メートルで行われる。
前哨戦のセントウルSを快勝し、重賞6勝目を挙げたメイケイエール(牝4歳、栗東・武英智厩舎)が、悲願のG1制覇に挑む。最近、実戦では激しい気性を抑え、父ミッキーアイル譲りの上質なスピードを存分に発揮、結果につなげている。坂路の1週前追い切りでは単走ほぼ馬なりで49秒4という破格時計をマーク。自己ベストを0秒7上回った。武英調教師も「1回使って、明らかに全部が上向いています」と状態の良さに納得の表情。ビッグタイトルへ向け、状態をキープし、実戦でその全才能をぶつけるのみだ。
マイルCS2着、安田記念2着のシュネルマイスター(牡4歳、美浦・手塚貴久厩舎)は、今回横山武史騎手とのコンビ。初の1200メートル戦に向け、中間は坂路調教を含め工夫を凝らした調整がなされている。スタートを決め、NHKマイルカップ以来のG1制覇をもくろむ
初の芝マイル挑戦の安田記念では9着と伸び切れなかったナランフレグ(牡6歳、美浦・宗像義忠厩舎)は、ラストで脚いろが一緒になってしまった。やはり敗因は距離だろう。走り慣れた中山のスプリント戦で、高松宮記念に続く短距離春秋G1制覇を狙う。
函館スプリントステークス1着のナムラクレア(牝3歳、栗東・長谷川浩大厩舎)はスピードに加え、パワーも備えているだけに中山は向く。道悪も歓迎だ。
高松宮記念で2年連続4着のトゥラヴェスーラ(牡7歳、栗東・高橋康之厩舎)、CBC賞、北九州記念連続2着中のタイセイビジョン(牡5歳、栗東・西村真幸厩舎)、キーンランドカップ1着、2着のヴェントヴォーチェ(牡5歳、栗東・牧浦充徳厩舎)、ウインマーベル(牡3歳、美浦・深山雅史厩舎)、CBC賞逃げきりのテイエムスパーダ(牝3歳、栗東・五十嵐忠男厩舎)、オーシャンS1着があるコース巧者ジャンダルム(牡7歳、栗東・池江泰寿厩舎)も登録。(大上 賢一郎)
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