【ヤクルト】2年連続9度目V ルーキー丸山がサヨナラで決めた ノムさん率いた93年以来29年ぶり連覇

スポーツ報知
サヨナラ勝ちでセ・リーグ連覇を達成した高津臣吾監督はナインの手で胴上げされる(カメラ・泉 貫太)

◆JERAセ・リーグ ヤクルト1x―0DeNA(25日・神宮)

 ヤクルトが2年連続9度目のセ・リーグ優勝を決めた。

 0-0の9回1死二塁、ルーキー丸山がサヨナラ二塁打を放った。

 球団では野村克也監督が率いた93年以来、29年ぶりの連覇となった。

 今季は3月25日の開幕戦、阪神戦(京セラD)で7点差を逆転勝利して好スタート。5月7日の巨人戦(東京D)で村上が2試合連続満塁本塁打を放ち、チームは単独首位に浮上した。

 5月14、15日の広島戦(マツダ)からの14カード連続勝ち越しは、54年南海に並ぶプロ野球タイ記録だった。交流戦は14勝4敗で優勝。7月2日のDeNA戦(神宮)でサヨナラ勝ちして、史上最速の優勝マジック「53」が点灯した。この時点で貯金27、2位巨人と13・5差の独走だった。

 順風満帆に思えた中、7月8日以降に高津監督、山田、塩見、中村、長岡ら首脳陣、主力が続々と新型コロナウイルスに感染して離脱。2軍から内川、西浦らを1軍に上げて戦うも、6連敗など苦戦し、同14日にマジックは消滅した。同24日の広島戦(神宮)で山田が復帰即決勝弾を放ち、マジック「41」が再点灯。だが、同29日の阪神戦(甲子園)に敗れて再消滅した。

 8月以降は本来のチーム状態とは言えない中、全員の力を結集して総力戦で粘りの戦いを見せた。8月26日から、4ゲーム差に迫ってきた2位DeNAとの3連戦(横浜)に3連勝して7ゲーム差に広げ、9月11日に優勝マジック「11」が44日ぶりに再々点灯した。

 昨年9勝を挙げた奥川がコンディション不良で1試合の登板にとどまっているが、リリーフで木沢、久保ら新たな戦力が台頭。高津監督のブルペン陣に無理をさせない運用も光った。野手では高卒3年目の長岡が遊撃のレギュラーに定着。高卒2年目捕手の内山壮も奮闘し、若手が躍動した。

 歴史的な独走から一転、失速の苦しみも味わった今年のヤクルト。「オールスワローズ」で波乱万丈のペナントレースを戦い、高津ヤクルトがセ・リーグを連覇した。

 ◆東京ヤクルトスワローズ 1950年に前身の国鉄スワローズが結成され、セ・リーグに加盟。65年に経営権がサンケイ新聞社に移り、サンケイ・スワローズとなる。その後、サンケイ・アトムズ、ヤクルト・アトムズと変遷し、74年からスワローズに戻った。78年に広岡監督で初のリーグ優勝と日本一。90年代は緻密(ちみつ)なデータを駆使する野村監督の「ID野球」で4度のリーグ優勝、3度の日本一と黄金期を築いた。第2次小川監督時代を経て2020年から高津監督が就任。オーナーは根岸孝成氏。オーナー代行兼球団社長は衣笠剛氏。

 ◆高津 臣吾(たかつ・しんご)1968年11月25日、広島県生まれ。52歳。広島工から亜大を経て90年ドラフト3位でヤクルト入団。4度の最優秀救援投手に輝き、04年1月にWソックスにFA移籍。メッツなどを経て06年にヤクルト復帰。韓国、台湾、BC新潟でもプレーし、12年に現役引退。14年に1軍投手コーチとしてヤクルトに復帰し、17年から2軍監督、20年に1軍監督に就任。通算286セーブは歴代2位。180センチ、75キロ、右投右打。

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