◇関東大学女子駅伝(25日、千葉・印西市千葉ニュータウン周回コース=6区間34・4キロ)
全日本大学女子駅伝(10月30日、仙台市=報知新聞社後援)の関東地区選考会を兼ねて3年ぶりに行われ、2021年の本戦5位だった日体大が1時間55分3秒で8年ぶり2度目の優勝を飾った。2位には昨年の本戦で3位に躍進した拓大が1時間55分33秒で入った。
拓大は10日の日本学生対校選手権・女子1万メートルを制した不破聖衣来(2年)を“温存”。五十嵐利治監督が「エースに頼らないレースを」と挑んだ大会で、優勝した日体大とは30秒ほどの差にとどめた。指揮官は「目標は5位。それを大きく超えられたのは今後につながる」と大きな手応えを見せた。
最長区間の8・6キロを走った最上級生の牛佳慧も「今までやってきたことが実った。ここに聖衣来ちゃんが加わったら強い」と満面の笑み。チームとしても着実にレベルアップしているが、五十嵐監督は「昨年の本戦は取ろうと思って取った3位ではなかった。まずは実力を持って3位を取りたい」と足元を見つめた。