◆秋季高校野球神奈川大会▽準決勝 慶応7―6日大藤沢(25日・サーティーフォー保土ヶ谷)
慶応が日大藤沢を下し、秋季関東大会出場を決めた。巨人などで活躍した清原和博氏の次男・勝児内野手(1年)は「7番・三塁」でスタメン出場。父・和博氏がバックネット裏から見守る前で4打数2安打の活躍を見せ、チームの勝利に貢献した。勝児は「うれしいです。でも、目標は甲子園で優勝すること。ひとつ山場を越えられたのは良かった」と声を弾ませた。
打撃で存在感を発揮した。初安打は3点リードの4回の先頭で迎えた第2打席だった。痛烈な打球を三塁線に放ち、三塁手を強襲する内野安打をマーク。4試合連続安打とした。8回の第4打席でも左前打を放った。
ホームラン性の当たりもあった。5点リードの5回2死二塁で迎えた第3打席は初球を引っ張ると打球はレフトポール際に大飛球。惜しくもファウルとなり、その後、空振り三振に倒れたが長打力を見せた。
この日は父・和博氏もバックネット裏で観戦。父からは「俺のことは気にしないで、自分のやりたいことをやれ」と激励されていたという。勝児は観戦した父に対して「これからもっと活躍するので、見守ってほしいです」と口にした。
決勝は27日に横浜と横浜創学館の勝者と対戦する。