◆フィギュアスケート ▽中部選手権 第2日(24日、愛知・邦和みなとスポーツ&カルチャー)
女子ショートプログラム(SP)が行われ、2021年4月の国別対抗戦以来525日ぶりの実戦復帰となった紀平梨花(トヨタ自動車)は56・69点で6位スタート。「ベストな演技ではなかったんですけど、大きなミスなく終われたので次につながる演技はできたかなと思います」と振り返った。
紀平は右足首故障のため、北京五輪シーズンの昨季は全休。患部はまだ完治していないため、今大会は構成をダブルアクセル、3回転サルコー―2回転トウループの連続ジャンプ、3回転トウループに難易度を落として出場した。
3回転の練習を始めたのは今週から。前日23日にも痛みを覚えたが「せっかくここまでやってきたので乗り切れたらなと思って。悪化しないようにこの2日間だけ乗り切りたい」と出場を決めた。「完全に何も気にせず、何も足のことを気にせず滑れる時を楽しみにしている。試合に対してうれしい気持ちになれるようにその時を楽しみに頑張って治したい」と笑顔で話した。
全日本選手権7位の松生理乃(中京大中京高)が64・70点でトップ。
横井ゆは菜(中京大)が64・26点で2位。
北京五輪代表の河辺愛菜(中京大中京高)は58・59点で4位につけた。
中部選手権は12月の全日本選手権の予選会の一つで、昨季の全日本3位でシード権を保持する河辺を除いた上位13人が最終予選会の西日本選手権(10月27~30日、京都アクアアリーナ)に進む。紀平は同週のGPシリーズ第2戦スケートカナダにエントリーしていため、西日本出場は免除される。