エンゼルス・ネビン監督代行が大谷翔平の14勝目を絶賛「サイ・ヤング賞候補に名前が入ってくると思う」

スポーツ報知
エンゼルス・ネビン監督代行(ロイター)

◆米大リーグ ツインズ2―4エンゼルス(23日・ミネアポリス=ターゲットフィールド)

 エンゼルスの大谷翔平選手が23日(日本時間24日)、敵地・ツインズ戦に「3番・投手、指名打者」で先発。冷え込みと雨の悪条件の中、4回にサンチェスから見逃し三振を奪い、日本人では野茂英雄、松坂大輔、ダルビッシュ有に続く史上4人目のシーズン200奪三振を達成するなど、5回0/3を投げ、3安打2失点。6奪三振、7四死球で14勝目(8敗)をつかみ、防御率は2・47となった。打っては7回に4点目をたたき出す中前適時打を放つなど、4打数1安打で、9試合連続安打。今季14勝目を挙げ、規定投球回数もあと9イニングに迫った大谷は、ア・リーグMVP争いと共に、サイ・ヤング賞候補にも名乗りを上げた。

 雨中の激投だった。試合開始時点での気温が12度と冷え込む中、断続的に雨脚が強まる悪コンディションも、なんの、大谷が気迫のパフォーマンスをみせた。

 「(マウンドの)踏み場や、グリップで自分の思い通りにいかなかった。ハードコンタクトはそんなになかったけれど、アタックできずに、ランナーをためてという感じだった」

 ストライク率53%は今季ワーストで、今季最多の7四死球。苦しみながら手にした今季14勝目だ。4回無死一塁の場面で、ケーブから奪ったこの日3個目の三振が、ショータイムの幕開け。続くサンチェスを胸元へのカーブで見逃し三振に打ち取り、渡米後初、日本人では4人目となるシーズン200奪三振を達成した。プラス8本塁打以上はメジャー史上初の快挙。過去4人いる200奪三振&7本塁打は全て1966年以前の記録。21世紀の二刀流は、投げる毎にメジャーの歴史を塗り替える。続くワルナーはこの日の最速タイとなる99マイルの直球で見逃し三振に打ち取ると、5回は先頭のコントレラスから2者連続三振。アラエスにこの日初安打を許すまで、5者連続三振の見せ場をつくった。

 「(200奪三振は)大きい数字だと思う。安定して投げれているということだと思う。奪三振能力はひとつの強み。1年を通してここまでこれているのはいいことだと思う」

 ボールが雨に濡れ、直球の握りが浅くなる中、勝負球の内訳はスライダー3、カーブ2、カットボール1、直球1。「色んな球種を投げるのは強みですけど、型にはまったピッチングで押していくのもひとつの引き出し」と大谷。悪条件下では、投球の幅の広さが功を奏した。

 6回は1点差に迫られ、なおも無死一、二塁のピンチで、打者サンチェスのフルカウントからの6球目、内角低目ぎりぎりのカットボールが、まさかのボール判定。大谷も追わず頭を抱える非情判定で、球数100球で降板したが、2番手・ループが後続を併殺に抑え、無失点。「彼に勝ちがついてもいい展開。さすがのピッチングだった」と感謝しきりの大谷は、7回の第4打席で貴重な4点目を叩き出し、バットでうっぷんを晴らした格好だ。

 規定投球回数達成は、残り2試合で9イニングと十分射程距離。200奪三振も達成し、ア・リーグMVP争いはもとより、サイ・ヤング賞候補にも浮上してきた。

 ネビン監督代行は「彼ほど少ないイニング数(151)での200奪三振は他にあまりないし、残り試合で更に三振の数を増やすだろう。サイ・ヤング賞候補に名前が入ってくると思うし、議論されるべきだ」と語る。前人未到の領域を見据える大谷は、シーズン・ラストスパート態勢を整える。

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