欧州遠征中のU―21日本代表、スイスに1―2敗戦…「すべての部分でハイレベルなところを求めないと」

細谷真大
細谷真大

◆国際親善試合 U―21スイス代表 2―1 U―21日本代表(22日、スペイン・マルベージャ)

 24年パリ五輪を目指すU―21日本代表は22日、スペイン・マルベージャでU―21スイス代表と親善試合を行い、1―2で敗れた。0―1の前半15分にはFW細谷真大(柏)が同点ゴールを挙げたが、後半3分に決勝点を許した。同代表は26日(日本時間26日午後10時30分)、イタリア国内でU―21イタリア代表と対戦する。

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 力強い欧州の壁に立ち向かったが、勝ちきることはできなかった。前半9分、高い打点で頭を合わせられてCKから被弾。同15分にFW斉藤光毅(スパルタ)のスルーパスに抜け出した細谷が右足で同点弾を決めたが、後半立ち上がり3分に中央を崩されて失点した。その後は途中出場のFW藤尾翔太(徳島)やFW佐藤恵允(けいん、明大)らが果敢に仕掛けてチャンスを作ったものの、スコアは動かなかった。

 大岩剛監督は悔しげな表情を見せ、「身体的、プレースピード、強度、展開力、一つの局面でぐっと入られる、決められる。失点の部分もサイズがあるからお手上げ、ではない。もっとすべての部分でハイレベルなところを求めないといけない」と語気を強めた。アジア各国との試合が続いた中、欧州勢と相まみえるのは3月のU―23クロアチア戦(1〇0)以来2度目。昨年12月の五輪チーム発足後、6月のU―23アジア杯まで9試合3失点と守備の堅さは武器の一つとしてきたが、「一つの精度(の高さ)はアジアではあまりなかったもの」とより攻守において緻密(ちみつ)さを求めていく。

 選手もアジアとの違いを明確に肌で感じ取ったようだ。得意の飛び出しを得点につなげた細谷は、「ボールを奪ったら前にいく意識は出せた」と納得のゴールにうなずきつつ、「切り替えや球際の強さは相手が上回っていた」と振り返った。MF藤田譲瑠チマ(横浜FM)は「スピード感は思っていたよりもずっとあって、(途中出場の)30分でもなかなか息が落ち着かない感覚だった」と展開の速さを実感。ただ、その中でも藤田のボール奪取力や、佐藤の力強いサイド突破、この日キャプテンマークを託されたDF西尾隆矢(C大阪)の鋭い配球など、個々の強みも発揮されていた。全員そろっての練習は前日の1度のみだったが、様々なトライがチャンスに結びついた場面もあり、大きな収穫を得た一戦であったことは間違いない。

 スイス代表はパリ五輪予選を兼ねる来夏のU―21欧州選手権出場を決めている。今試合は特別ルールで交代人数の上限を設けず、GK以外の選手が全員出場した。追加点を奪われてからの選手のリアクションについても、「ベースの部分だが、もっとタフにならないといけない」と指摘した指揮官。イタリア戦での勝利を見据え、「選手は終わった後、すごくいい目をしていた。いい意味で悔しさともどかしさ、力の差を感じたと思う。本当に細かいところの反省は悔しさの中にあると思うので、次のイタリア戦を勝ちきるために生かしていきたい」と言い切った。

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