森保一監督、強豪・米国に4―2―3―1布陣で快勝…狙い通りの「いい守備から、いい攻撃につなげる」

スポーツ報知
後半43分、ゴールを決める三笘薫(カメラ・宮崎 亮太)

◆国際親善試合 日本2―0米国(23日・ドイツ、デュッセルドルフ・アレーナ)

 FIFAランク24位の日本代表は、同14位の米国に2―0で快勝した。前半25分、4―2―3―1のトップ下に入ったMF鎌田大地(26)=フランクフルト=が右足で先制ゴール。後半43分にはMF三笘薫(25)=ブライトン=が追加点を挙げた。守備陣も昨年11月以来、約10か月ぶりに出場したDF冨安健洋(23)=アーセナル=を中心に無失点。森保一監督(54)が、カタールW杯で勝つために採用した布陣が機能した。

 ドイツの地で日本がW杯へ大いなる一歩を踏み出した。W杯でも躍進が期待される強豪を相手に、鎌田をトップ下に据えた4―2―3―1で快勝。指揮官は「選手たちがこの米国戦に向け、W杯を見据えた戦い方を整理して、いい準備をしてくれて、ハードワークした。11人だけでなく、ベンチも含めて勝っていくことをやってくれた」とチームをたたえた。

 カタールW杯まで2か月を切った中で、指揮官が大きな決断を下した。アジア最終予選で一度は代表から外した鎌田を、再び中心に据えた新布陣。左サイドには今季モナコで適応に苦しむ南野ではなく、クラブで好調な久保を起用した。「最終予選で中心で出てくれた選手とは違う選手を加えていくためには、システムが変わってもいいかなと思っている」。これまで実績やチームへの貢献を考慮してきたが、欧州視察を重ねた中で、W杯を見据えて下した答えだった。

 サポーターの声援と太鼓に後押しされた日本は指揮官の狙い通り、「いい守備から、いい攻撃につなげる」という流れをつくった。前半25分の得点シーンも、プレスに焦った相手のパスミスを伊東がカットし、守田を経由して最後は鎌田が流し込んだ。2列目の鎌田や久保も献身的に守備を行い、高い位置でボールを奪うことができていた。

 後半には7月の東アジアE―1選手権で3得点を挙げたFW町野を1トップに起用。さらには冨安をアーセナルと同じ右サイドバックに回し、終盤には3バックも試した。「選手が向上心を持って世界に勝つために考えてくれている。できる限りの修正をして、W杯で勝つ可能性を1%でも、2%でも上げていけたら」。本大会で勝つためにあらゆる手段を講じた。

 森保監督は「前半のチャンスを決められていたら難しい展開になっていた。W杯に向け、もっと精度を上げるようにしたい」と反省も忘れなかった。次戦は27日のエクアドル戦。この日得た自信を確信に変える。(井上 信太郎)

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