【手記】内海哲也が井上温大の初勝利を祝福「来年以降にもつなげていって」…心構えのアドバイスも送る

内海哲也
内海哲也

◆JERAセ・リーグ 中日3―9巨人(23日・バンテリンドーム)

 巨人の3年目左腕・井上がプロ4度目の先発登板で初勝利をマークした。井上がプロ2年目の21年から2年連続で自主トレに参加し、成長の過程を見守ってきた西武・内海哲也投手兼任コーチ(40)が祝福の手記を寄せた。

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 初めて彼のキャッチボールを見たとき、体にバネがあって、ボールにも勢いがある。腕の振りの勢いの良さ、思い切りの良さがすごいなと思いました。ジャイアンツにはいないタイプ。楽天の抑え・松井裕樹投手みたいなイメージでした。

 初めて一緒に自主トレをしたときは、最初は置物みたいな、借りてきた猫って感じでしたけど(笑い)。日を追うごとに慣れてきて、何よりも研究熱心で、盗んで帰ろうという気持ちが見て取れました。当初は、走ることに対しての苦手意識というものをすごく感じていました。走り方もだし、体幹も弱かった。そこはダメだよと。人それぞれやり方はあると思うけど、僕の自主トレに参加したんだったら、「走ること」、ノルマとしてクリアしてもらわないとダメ。土台をしっかり作るという意味でも、それはやってもらいました。

5回を終えて笑顔でベンチに戻る井上温大(カメラ・相川 和寛)
5回を終えて笑顔でベンチに戻る井上温大(カメラ・相川 和寛)

 左肘の手術をして、復帰するときには連絡をもらいました。なかなか会うことはできていないですが、映像で今の彼の投球を目にすることはあります。まだまだ粗削りな部分も多いですが、これまでやってきたことをそのまま出してほしい。後先は考えずに、一人目のバッターから全力でぶつかっていってほしい。

 今のジャイアンツは僕がいた頃と違ってチャンスがごろごろ転がっているように思います。その中でまだ誰もそのチャンスをつかんでいない状態。彼の良さは思い切りの良さ、腕の振り。そんな状況の中でしっかり自分のピッチングをして、何が何でも先発だったら、その先発の一枠を勝ち取ってほしい。後半戦、残りは少なくなっていますが、印象づけるようなピッチングをして、来年以降にもつなげていってほしいです。

 プロ初勝利は、とにかくおめでとう、という気持ちと、ここからがスタート。心も体も毎回同じ状態で挑めることが必要になってくると思うのでそこは、これからも怠らずにやってほしいと思います。(西武ライオンズ投手兼任コーチ・内海哲也)

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5回を終えて笑顔でベンチに戻る井上温大(カメラ・相川 和寛)
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