【仙ペン】メモリアルが止まらない

スポーツ報知

◆JERAセ・リーグ 中日3―9巨人(23日・バンテリンドーム)

 衆人環視の中、ベルトを外せとか靴を脱げとか言われた経験は僕にもある。だけど、この羞恥プレーは甘んじて受け入れなければならない。

 空港の保安検査が厳重だからこそ、安心して飛行機に乗ることができる。村田兆治さんほどの人が、そんな基本中の基本を知らないはずないのに。詳しい経緯は不明だけど、キレちゃうなんて魔が差したのか。

 それにしても「マサカリ投法で知られる」と、どのニュースにもあるけど、村田さんを知らない世代の人に伝わるのか少し心配だ。

 平成生まれに「あなたがイメージするマサカリ投法をやってみてください」と言ったら、とんでもなく楽しいフォームで投げてくれそうな気がする。

 そんなわけで今季チーム8人目となる初勝利。井上温大です。自身のメモリアルとプロ野球新記録が重なるなんて、持ってるなあ。

 何と言っても3回だ。ほぼ完璧な立ち上がりから一転。ふた回り目の中日打線につかまり得点を許した。なおも2死三塁で迎える打者はビシエド。早くも正念場である。

 過去3回の先発は踏ん張ることができなかった。本日もここまでか。そう覚悟した直後、ビシエドのバットが空を切った。井上にとって人生最高の146キロだったと思う。

 鬼が笑うかもしれないけど、来季の先発ローテはどうなるんだろう。不安なのは左腕。高橋が機能しなかった今季は事実上、メルセデス1人だけだった。

 ここは、やっぱり井上とか横川がグイグイ来てくれたらうれしい。もちろん高橋が完全復活してくれるのも拒みません。

 さて残り4試合。菅野と戸郷の2本柱がフル回転するみたいだから、プロ初勝利シリーズも井上で打ち止めか。最近、ファームで好調の菊地がドサクサに紛れて9人目の…いや、ちょっと思い出しちゃったから。

 島の次世代を担う人材育成を目標に全国で「離島甲子園」を開催していたのが村田さんだ。菊地は大会出場者初のプロ野球選手である。失意のマサカリに吉報を…って、そういう話じゃない。やらかしたことが事実ならホントに残念。だけどレジェンドが責められるのを見るのはキツいな。

巨人

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