◆JERAセ・リーグ 中日3―9巨人(23日・バンテリンドーム)
中日は福留の引退試合を白星で飾れず、24日にもBクラスが確定する危機に立たされた。先発・上田が4回途中3失点と粘り切れずに、その後も祖父江が失点を重ねるなど、投手陣で9失点。福留の最終打席後に肩を抱いて激励した立浪和義は労をねぎらい、今後の人生に期待した。以下は一問一答。
―上田は立ち上がりが
「そうですね。お客さんが満員だから緊張したのかなのかという。分からないですけど。前回良くて、ちょっと登板が広島ですか? 広島で投げる予定で(雨天中止)調整が難しかったとは思うんですけど、ただやっぱりストライクゾーンの中でボール動かして勝負するタイプの投手。今日はしっかり反省してね。こっちから見たらストライク入らなかったのか、逃げているのかと。そういうふうに映ったので。本当はもう少し長いイニングを投げさせたかったんですけどね。1点取って、点数詰まったんで代えましたけど。次、登板あるかどうかは分かりませんけど、また反省を生かして欲しいなと思います」
―鵜飼を昇格即スタメン起用した
「ファームで少し状態が上がって来たと聞いていたんで、残り少ないですけど、ちょっとチャンスを与えたいなと思っています。内容的には速いボール、真っすぐにみんな手こずっていたんですけど、真っすぐを狙って真っすぐ仕留められるようにね。変化球の対応というのはやっぱり意識の問題で変わってくると思うんで。彼はまあもちろん結果出ればいいですけど、しばらくは自分で考えて、前半の反省も踏まえてやらせていきたいなと思っています」
―ビシエドが右中間にいい当たり
「そうですね。何かいいきっかけにしてもらいたいですけど。ここのところまたちょっと状態が落ち気味だったんで、どうしてもチャンスなったらこっち(内角)に来られると。そこは考えて克服していかないと」
―福留選手の起用は9回の守備からと決めていたか
「展開によってですね。相手も今、ジャイアンツも3位を壮絶な争いをしているわけで。こっちも試合をやっていく中で点差開いたり、ワンサイドなればというのは考えていたんですけど」
―最後の打席をどう見たか
「ルーキーの時から一緒にやっていますし、もっと遡れば子どもの頃に出会っているという縁もあって、最後はやっぱり自分が監督、選手の立場で引退ということになったんですけど。打って欲しかったですけどね。これはでもしばらく実戦も離れていましたし、なかなか難しいところはあると思うんですけど。本当に45歳までよく頑張ってくれたなと思います」
―打席から帰って来た時に肩を抱いた
「もうお疲れさまという、その一言です」
ー引退試合で清原さんがラジオ解説で来て、PL学園の選手がまた去ってさみしいと
「これはもう野球部はもう活動停止になっているんで、もう少なくなっていくのはしょうがないことなんですけど。それは無理にしても非常にさみしいことで。ここまでやった名選手ですから。これからの野球に携わる人生も長いと思うんで。また何か力になってもらいたいなと思っています」