【巨人】高木豊氏、シーズン最終登板でプロ初勝利の井上は大きな自信を得た

スポーツ報知
3回、無失点に抑えナインとタッチをする井上温大(カメラ・中島 傑)

◆JERAセ・リーグ 中日3―9巨人(23日・バンテリンドーム)

 巨人・井上温大投手(21)が4度目の先発で待望のプロ初勝利を挙げた。中日打線を相手に6回7安打3失点。今季の巨人ではプロ野球最多となるシーズン8人目の初白星となった4位・広島、阪神とのゲーム差を1・5とし、残り4試合でクライマックスシリーズ(CS)進出を目指す。

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 井上は懸案のスタミナが切れてふらついたけれども、何とか6回を投げきって、プロ初勝利をつかんだ。チームがCS争いを繰り広げる中、大事な3連戦の初戦を任されて、相当な重圧を感じていたはずだ。立ち上がりは甘い球も多かったが、打線の援護にも助けられて、徐々に修正していった点は評価できる。

 レギュラーシーズンの自身最終登板でプロ1勝を挙げるのと、挙げられずに次のシーズン以降に持ち越すのとでは精神的なゆとりが全く違う。自信につながるし、今季8人目のプロ初勝利とチームにとっても大きな1勝となった。

 スタミナ強化以外に課題もある。癖のない理想的な投球フォームで、故障の可能性も低いと感じる一方で、打者からすると怖さや威圧感を感じない。来季以降、さらに成長を遂げるには、今秋や来春のキャンプで、直球をはじめとした持ち球のキレや精度を高めるとともに、新たな球種の習得にも努めてほしい。

 井上がプレッシャーに打ち勝って中日との初戦に快勝し、残りの4戦の先発は、戸郷と菅野で2試合ずつ。CS進出は、この2人の出来にかかっているといっても過言ではない。(スポーツ報知評論家・高木豊)

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