青学大・原晋監督、出雲駅伝へ「パチパチ大作戦」発令…青学大HPで発表 10年後は「スポーツ庁長官」目指す

スポーツ報知
出雲駅伝に向けて「パチパチ大作戦」を発令した青学大の原晋監督(青山学院大学同窓祭ホームページから)

 今年の第98回箱根駅伝(1月2、3日)で総合新記録(10時間43分42秒)で2年ぶり6度目の優勝を果たした青学大の原晋監督(55)は23日、今季の学生3大駅伝開幕戦、出雲駅伝(10月10日、島根・出雲市=6区間45・1キロ)に向けて「パチパチ大作戦」を発令した。この日、オンラインで行われた青学大同窓祭の「陸上競技部応援ステージ」で、学生3大駅伝恒例となった「大作戦名」を高らかに発表した。

 「コロナ禍の影響で、まだ、大声の応援は難しい状況ですが、懸命に走るすべての学生ランナーにパチパチと大きな拍手を送ってください! 名付けて『パチパチ大作戦』です」。原監督は大作戦の意図を説明した。

 「パチパチ」の由来は、さらに重なるという。

 「出雲駅伝は8チャンネルのフジテレビ系で放送されます。駅伝ファンはテレビの前で大きな拍手を送ってください。ちなみに、私が、いつも元気をもらっている東京のお好み焼き店の名前も『パチパチ』ですよ」と原監督は笑顔を交えてアピールした。

 また、青学大同窓祭の「陸上競技部応援ステージ」で原監督は10年後の自身について「スポーツ庁長官を目指したい」と大きな野望を明かした。

 出雲駅伝は一昨年はコロナ禍の影響で中止。2年ぶりに開催された昨年は、初出場の東京国際大がいきなり初優勝を果たした。青学大は1分53秒差の2位だった。今回、4年ぶり(3大会ぶり)5回目の優勝を狙う。日本学生対校選手権5000メートル(9月11日)で連覇を飾ったエースの近藤幸太郎(4年)、同1万メートル5位の中村唯翔(4年)、7位の横田俊吾(4年)の充実した最上級生に加え、故障から復活した主将の宮坂大器(4年)も登録メンバーに入った。さらに鶴川正也(2年)、野村昭夢(2年)ら学生3大駅伝デビューを目指す勢いある選手も登録メンバーに名を連ねた。主力の岸本大紀(4年)、佐藤一世(3年)は故障から復帰途上のため、メンバーから外れたが、選手層は厚い。

 「パチパチ大作戦で優勝を狙います。何が何でも、優勝して、自分たちにも大きな拍手を送りたい」と原監督は胸を張って話した。その上で「8位にならないようにだけ気をつけます」とニヤリと笑って付け加えた。

 今回の出雲駅伝は、青学大に加え、連覇を狙う東京国際大、7月の世界陸上1万メートル日本代表の田沢廉(4年)という絶対エースを持つ駒大、東京五輪3000メートル障害7位入賞の三浦龍司(3年)を擁する順大、勢いのある中大が優勝候補に挙がる。さらに駅伝力のある東洋大、戦力充実の国学院大も優勝の可能性を秘める。今季の大学駅伝も開幕の出雲路から熱戦となることは間違いない。

 出雲駅伝は登録選手10人の中からレース前日の9日に6区間と補欠2人の登録が行われる。レース当日に2人まで変更が可能。ただ、当日変更は区間登録選手と補欠選手の交代だけで、区間登録選手同士の交代はできない。前回上位2校の登録選手10人は以下の通り。

 ◇前回優勝・東京国際大

 丹所健(4年)

 堀畑佳吾(4年)

 イェエゴン・ヴィンセント(4年)

 村松敬哲(3年)

 林優策(3年)

 川端拳史(3年)

 白井勇佑(2年)

 冨永昌輝(2年)

 牛誠偉(2年)

 木村海斗(2年)

 ◇前回2位・青学大

 宮坂大器(4年)

 近藤幸太郎(4年)

 中村唯翔(4年)

 横田俊吾(4年)

 目片将大(4年)

 志貴勇斗(3年)

 山内健登(3年)

 鶴川正也(2年)

 野村昭夢(2年)

 田中悠登(2年)

 ◇青学大・原晋監督発令の大作戦シリーズ◇

13年箱根駅伝 Z大作戦(エース出岐雄大を切り札としてアンカーに起用。アルファベットの最後のZが由来)8位

14年箱根駅伝 S大作戦(9、10区に世羅高出身の藤川拓也、竹内一輝を並べて最終盤勝負。世羅のSが由来)5位

15年箱根駅伝 ワクワク大作戦(原監督「初優勝できるかもしれない。ワクワクしている」。大作戦が初めて認知された)優勝

15年出雲駅伝 青トレ大作戦(中野ジェームズ修トレーナーの指導による体幹トレーニングの効果をアピール)優勝

15年全日本大学駅伝 あっぱれ大爆走作戦(原監督「会見で司会者に急に振られて即興で考えた」。準備不足がたたり敗戦)2位

16年箱根駅伝 ハッピー大作戦(原監督「選手、スタッフ、監督、コーチ、OB、ファン全員がハッピーになるレースをします」)優勝

16年出雲駅伝 神ってるぞ青山大作戦(広島県出身の原監督がプロ野球・広島の緒方孝市監督が発した流行語をヒントに命名)優勝

16年全日本大学駅伝 エビフライ大作戦(原監督「(開催地の)名古屋と言えばエビフリャー。頭から尻尾まで全部おいしい」)優勝

17年箱根駅伝 サンキュー大作戦(3連覇&3冠を目指す。原監督となって9度目の出場。感謝の気持ちで臨む)優勝

17年出雲駅伝 陸王大作戦(原監督が出演したTBS系ドラマ「陸王」の番組宣伝? フジテレビ系放送の出雲では相性が悪く敗戦)2位

17年全日本大学駅伝 青山祭大作戦(学園祭シーズン。「打ち上げ花火をドンと上げたい」と意気込むも、不発に終わる)3位

18年箱根駅伝 ハーモニー大作戦(混戦必至だが、指揮者を自任する原監督は「美しいハーモニーを奏でることが出来れば勝てる」)優勝

18年出雲駅伝 ヨロシク大作戦(出雲「4」勝目を狙う。「6」区間の総合力で勝負。ポイントは「4」区の吉田圭太。「9」度目の出雲路に感謝)優勝

18年全日本大学駅伝 メラメラ大作戦(原監督「出雲駅伝を勝ったが、チーム全員満足していない。メラメラ燃えています」)優勝

19年箱根駅伝 ゴーゴー大作戦(原監督「アチチ、アチ、燃えてるんだろうか! 箱根5連覇に向けて郷ひろみさんのように燃えています」。しかし、不完全燃焼で惜敗)2位

19年出雲駅伝 出てこい!駅伝男大作戦(原監督「勝つためにレースで練習以上の力を出せる駅伝男が出てきてほしい」)5位

19年全日本大学駅伝 私(青学大)失敗しないので大作戦(今大会を放送するテレビ朝日系人気ドラマの主演・米倉涼子の決めゼリフ)2位

20年箱根駅伝 やっぱり大作戦(原監督「やっぱり青学大は強かった、と言わせたい」。宣言通りにV奪回)優勝

20年出雲駅伝 ※新型コロナウイルス感染拡大の影響で大会中止

20年全日本大学駅伝 コロナに負けるな!大作戦(原監督「選手、監督、大会関係者、ファン全員でコロナに勝とう!」)4位

21年箱根駅伝 絆大作戦(原監督「未曽有のシーズンの箱根駅伝では駅伝の原点である絆を大切して戦いたい」)4位

21年出雲駅伝 結大作戦(原監督「縁結びの神様として名高い出雲神社をスタート地点とする大会で団結。コロナ禍が早く終結することを願う」)2位

21年全日本大学駅伝 男前大作戦(原監督「青学大のイケメン(男前)ランナーが『男だろ!』のかけ声で優勝候補の駒大の前でレースを進める積極策で優勝狙う」)2位

22年箱根駅伝 パワフル大作戦(原監督「選手、マネジャー、スタッフの『力』を結集してパワフルに戦います」)優勝

22年出雲駅伝 パチパチ大作戦(原監督「コロナ禍の影響で大声の応援は難しいので、すべての学生ランナーにパチパチと大きな拍手を送っていただきたい。8チャンネルのフジテレビ系で放送されるので、テレビの前でも大きな拍手を送ってください)結果は?

スポーツ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請
×