NHK大河「鎌倉殿の13人」壮絶なタイマンに感動の声続々…セクシー市原、女狐妻のえも健在!第37回見どころ

スポーツ報知
突然訪れた父・北条時政(坂東彌十郎=左)を見つめる北条義時(小栗旬)

 俳優の小栗旬が鎌倉幕府の第2代執権・北条義時を演じるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜・後8時)の第37回「オンベレブンビンバ」(25日放送)で、一枚岩を誇ってきた北条家の結束にひびが入り始める。

 父でもある初代執権・北条時政(坂東彌十郎)が好き放題に振る舞うことで、御家人たちの間にも眉をひそめる者が出始めた。幕府内の調和を重んじる義時は、姉の北条政子(小池栄子)や大江広元(栗原英雄)らと正しい組織の運営を目指す。

 当然、時政と妻のりく(宮沢りえ)にとっては面白くない。時政VS義時の構図が浮かび上がる。全体のために厄介者を排除していくと、人が減るばかりで結果として力が弱まっていく。現代の政党や企業でも、そのままありそうな話。共存共栄の難しさを実感させられる。

 ちなみにサブタイトルには不思議な文言が目に付く。SNSでは「呪文?」「イタリア語(ombre per un bimbo=『子どものための影』という意味)ではないか?」など様々な解釈が点在。番組関係者も「イタリア語ではないですが、放送までは…」と口をつぐむ。

 第36回「武士の鑑」(18日放送)では壮絶なタイマン勝負が繰り広げられた。「畠山重忠の乱」で義時と、知勇兼備の有力御家人・畠山重忠(中川大志)が激突。お互い兜(かぶと)を脱ぎ捨て、刀で斬り合った後はパンチの応酬を繰り広げた。撮影に3日間を要し、着物は破れて鎧(よろい)も壊れるほど、大河史に残りそうな壮絶なシーン。ネット上でも「手に汗を握りました」「辛さを感動が超えました」「立ち直れない」と感動や“畠山ロス”の声が相次いだ。

 結局、史料などで怪力で知られる畠山が一対一では勝利。義時にとどめを刺さず合戦場を後にしたところで追っ手に討たれ、史実通りに畠山は退場した。勝ちはしたものの、畠山が乱を起こすようにけしかけ、邪魔者の排除に成功した父・時政に激高する義時。時政と義時の溝は決定的なものに。なぜかいつも胸がはだけているセクシーな御家人・八田知家(市原隼人)も「(時政は)無理がすぎたな」と渋く断罪した。

 演じる小栗にもしょく罪の気持ちがあったのだろう。台本にはただ「一騎打ち」とあっただけだったが、小栗が「俺は重忠にぶん殴られたい」と決闘を志願。中川も応じて生まれたシーンだった。コメディー要素、会話劇が好評な今作の中で見応えのあるアクションだった。

 一方で、義時の妻・のえ(菊地凛子)の“らしさ”も健在。息子の泰時(坂口健太郎)とすれ違う際に吐き気を催したようなしぐさを見せた。SNSでは「つわりを見せつけてる?」「昼間からお酒飲んで酔っ払ってただけだよねえ?」と様々な解釈が存在。菊地が露骨なあざとさを好演しているおかげで、今やすっかり言動から目が離せないキャストになった。

 第36回の平均世帯視聴率は12・4%で前週より1・2ポイントアップ。同時間帯ではトップのテレビ朝日系「ポツンと一軒家」の13・7%に肉薄し、本紙調べの週間ランキングでは7位に入った。後半に入り、主要人物が続々と退場。それでも新キャラや演出で安定した人気を誇り続けるのは見事だと思う。

(NHK担当・浦本将樹)

※視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区

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