森保一監督、W杯で勝つために選んだ熟成ではなく変革「今好調な選手をどう組み込んでいくか」

スポーツ報知
米国戦を控え、公式会見に臨む森保監督(カメラ・宮崎 亮太)

◆国際親善試合 日本―米国(23日・ドイツ、デュッセルドルフ・アレーナ)

 日本代表の森保一監督(54)が、23日の米国戦に向けた前日会見を行い、好調な選手を優先的に起用することを明言した。今合宿ではW杯アジア最終予選を戦い抜いた布陣4―3―3ではなく、トップ下を置いた4―2―3―1が復活。カタールW杯1次リーグでドイツ、スペインの強豪に勝つ確率を1%でも上げるため、変革を恐れず、準備を進める。

 日本代表の指揮官が選んだのは熟成ではなく、変革だった。会場のデュッセルドルフ・アレーナで前日会見に臨んだ森保監督は「最終予選を戦った選手を中心にチーム作りは進めていますが、今好調な選手をどう組み込んでいくか。明日の試合(米国戦)でも試していきたい」と明言した。

 今合宿では、以前は主戦で使っていたトップ下を置く布陣4―2―3―1を復活させた。今季は攻撃陣に好調な選手が多い。ドイツのフランクフルトで6戦4発と中心を担う鎌田を筆頭に、スペインの強豪Rソシエダードで定位置をつかんだ久保も、トップ下だけでなく、左サイドでも力を発揮している。既存の起用法にも捉われず、「違う選手を加えるために、システムが変わってもいい。チームに新たなパワーを加えるためにも良さを生かしたい」と話しており、激しいレギュラー争いを歓迎した。

 過去の布陣へ回帰を決意したのは、W杯で強豪との戦いを見据えたから。昨年10月のW杯アジア最終予選のオーストラリア戦から、遠藤、守田、田中を3ボランチ気味に配置した4―3―3を軸に据えた。そこから最終予選6連勝を記録するなどチームは好転したが、6月の4連戦でブラジル(0●1)やチュニジア(0●3)などW杯出場国と戦った際に攻撃面で課題が出た。「最終予選から対戦相手の力が格段に上がった中で、いい守備からいい攻撃にどれだけスムーズに移っていけるか。トップ下を置くことで、ボールを握ったときに前線に起点を増やせる」と狙いを説明。本大会でドイツやスペインを本気で倒そうとしている。

 「選手たちも向上心を持って、W杯で勝つために考えてくれている。できる限り修正して、W杯で勝つ確率を1%でも、2%でも、上げられるように準備していきたい」と指揮官。本大会へ、あらゆる手段を尽くす。(井上 信太郎)

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