中村太地七段、里見香奈女流五冠はミスが許されない中でミスが出てしまった…これが穴熊と戦うことの宿命

スポーツ報知
岡部怜央四段に敗れた里見女流五冠(代表撮影)

 将棋界初の「女性棋士」を目指す里見香奈女流五冠(30)=清麗、女流王座、女流王位、女流王将、倉敷藤花=が22日、東京・渋谷区の将棋会館でプロ棋士編入試験五番勝負第2局に臨み、岡部怜央四段(23)に132手で敗れた。第1局に続いて連敗となり、合格には残り3局を全勝するしかなくなった。後がなくなった里見は「大事なところで間違えたので仕方がない」と肩を落とした。

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 死力を尽くした一局だったと思います。チャンスがあっただけに、里見さんにとっては残念な一局になってしまいました。里見さんらしい指し回しで優勢にできていた局面もあったんですが。

 (93手目)▲2七金は読みの中で誤算があったのでは、と思います。一瞬は堅いのですが、96手目のように桂馬を打たれたときに弱点を突かれている。相手のパンチが入っちゃいました。いつもの里見さんなら、もうちょっと読みを深めたいところだったかなと。ただ、やっぱり、抱えるものが大きかったと感じる指し方でした。

 相手は穴熊で、最後までひとつのミスも許されない中で、ミスが出てしまった。これが穴熊と戦うことの宿命です…。

 里見さんが勝っていたときは攻めて攻めての形だと思うので、原点に立ち返って、今まで背負っているものを忘れて臨めばチャンスは出てくると思います。(中村太地)

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