THE RAMPAGE・川村壱馬インタビュー ロングバージョン<5>

インタビューに応じたTHE RAMPAGEのボーカル・川村壱馬(カメラ・竜田 卓)
インタビューに応じたTHE RAMPAGEのボーカル・川村壱馬(カメラ・竜田 卓)

 THE RAMPAGEのボーカル・川村壱馬(25)が主演する映画「HiGH&LOW THE WORST X」(平沼紀久監督)が絶賛公開中だ。19年公開の前作に続くシリーズ最新作で、韓国のアイドルグループ・NCT 127の中本悠太(26)やBE:FIRSTのRYOKI(23)ら人気ボーイズグループのメンバーも出演しており「まさか一緒にできると思わなかった」と振り返った。来月には映画「貞子DX」(木村ひさし監督)の公開が控えるが「ホラー映画は大チャンスと思った」とも。デビューまでの苦労やメンバーへの思い、ソロデビューへの決意など聞いた。(ペン・国分 敦)

 <4>からつづく

 * * *

 昨年、東京ドームで初めて公演を行った。すでにドームツアーをできる実力と人気を備えていると思うが…。

 「ドームツアーやりたいですし、コロナ禍がなかったら2021年か今年にはドームをやっている予定でした。先の予定については会社の会議やHIROさん会議でしていて、本来ならもう1回目を終えているか2回目やっているぐらいだと思います。昨年はアリーナツアーの途中に東京ドームでやらせてもらって、嬉しさもありつつも、やっぱりドームツアーをしたいって改めて思いました」

 ―先輩グループがドームツアーをやっているが、後輩として使命感は感じるのか。

 「先輩方が培ってくれた気持ちも大事にしつつ、今はそんなに焦っていないというのが正直なところです。今、僕らはアリーナツアー中ですが、ファンの皆さんとも近い距離なので、みんなさんにも喜んでもらえていると思います。そんな環境も大事で、それこそ僕は全然ホールツアーをやってもいいと思っています。アリーナより僕らとファンの方の距離ももっと近くなりますから。まぁ、そこはいろんな事情もあると思うんでね。今はドームツアーはいつやるじゃなくて、タイミングが合えばいいのかな~って思っています」

 ソロデビューへ向け心の準備は100%。「OK」待ちをしている状態だ。

 「ソロは夢です。今すぐやりたいですけど、それこそグループとしてどこまで行ってるとかで、自分のできることが変わってくるでしょうね。明確なことは言えないですが『グループで一番最初にソロデビューしよう』という気持ちでいます。『誰かと同じ』『それはちょっと』っていわれるかもしれませんが、自分の中のビジョンとしては誰よりも先に走りたいです」

 ―「ソロをやりたい」という声はどう届けているのか。

 「HIROさんとちゃんと(話す)というのは、メンバー会議の時が多いんですが、僕はみんなの前では話さない、いや話したくないんで…。会議で『僕、こう思っています』というと(他のメンバーが)『それ俺も』みたいな感じになるのが嫌いで『それ、お前発信じゃないでしょ』ってなっちゃうから。発信力はマジ大事だなって思っています。TAKAHIROさんもそこ(発信力)を大切になさっていて、ガンガンHIROさんにアクセスしていていますし、その辺りは勉強させていただき、『これでこうやらせてください』みたいなことはHIROさんにLINEでお話しさせていただいています」

 ボーカリストの先輩としてTAKAHIRO、登坂広臣を慕っているのは知られている。

 「先輩方にはよくしていただいて、いろんなことをめっちゃ勉強させてもらってます。お二人に共通しているのは本当に揺るがないご自分を持っていらっしゃるというところ。アーティストとしてももちろん素敵だなと思います。それこそEXILEさんを見て『俺もTAKAHIROさんみたいに歌いたい。アーティストなりたい』とか思いましたから。アーティストとして素敵な部分もあるんですけど、シンプルに好き。精神面も人柄もです」

 ―素に戻れる瞬間は。

 「あんまり自覚ないだけで明確に挙げろっていうならば、地元の友達や親とか関西弁丸出しでみたいな感じなのかもしれないですけど、自分って全部素なんですよね。自分の中にあんまりスイッチがないというか、だからこそちょっと紙一重なところがあるんですけどね(笑い)。僕、権威とかに興味がないから偉い人だからちゃんとするとか、偉くない人だからこうしていいとかいう感覚が嫌いなんです。人と自分の感じたまま付き合いたい。どこかで自分を作っているっていう感覚もなく、表現も自分の表現でそのまま出していますって感じ。だからあんまりON OFFの区別がないですね。基本的にありのまま生きています。こんなスタンスだから、こっちにそういうつもりじゃなくても偉そうに思われることもあるので、そこはちょっと気をつけることもあります。もちろん、お芝居の時は別ですよ。自分とは違う人の人生を歩むぐらいの感じでやってるんで、その時はパチンって振り切ってやります(笑い)」

 いつも真剣勝負―。どんな時も本音でぶつかり迎合はしない。一方で努力を惜しない者への心配りは厚い。礼儀正しく、常に自分を貫くという信念には感服する。=終わり=

 ◆川村壱馬が見たメンバー

 ▼LIKIYA(31) 「本当に気取ってない人。見た目は怖い印象もありますが、しっかりもされていて、ふざける時にはめっちゃふざける。本当に人としての器が広く、すごい愛あるリーダーです」

 ▼陣(28)「真面目にやっても笑っちゃうような面白さがある。不器用な面もあるけど、周りを見ていて言いにくいことも伝えてくれる。誰に対しても結構忖度なしでガッツリいえるいいシーンを持った人です」

 ―「ハイロー」での2人の掛け合いはなかったが…。

 「映画で一緒のシーンがなかったのが僕にとっては幸いでした。もしあったら、笑って撮影にならなかったと思いますよ(笑い)」

 ▼RIKU(28)「僕はリクさんの真似できない。筋トレとか練習でも1000回、1万回、10万回とかも平気でトレーニングをしている。自分は質の努力しか無理なんで、そこはすげーなーって思います」

 ▼神谷健太(27)「ケンさんはミステリアスなんですけど、すごい深い愛情を持った人な気がする。僕もそこまで確証を持っていえないんですけど、長いこと一緒にやっていて、人の痛みを知っている気がします」

 ▼与那嶺瑠唯(27)「ルイさんは優しいっていう言葉が合う。最近は自分が犠牲になってじゃないですけど体を張って場を盛り上げてくれる。昔と一番キャラ変した人で、今やムードメーカーの一人ですね」

 ▼山本彰吾(26)「親友のような家族のような兄弟のような、幼馴染のような不思議な存在。親同士の交流があるのもあってか、彼からは懐かしいものを感じます。壁を感じさせず、すごく理解者に見えます」

 ▼吉野北人(25)「不思議な感じの子。何を考えて行動しているのか、あんまり見えない部分もあって不思議だなあって思う事も多い。謎めいた部分もありつつ、関係値としては言葉がいらない仲って感じです」

 ―同い年のボーカルとしてどう思う。

 「若い時はぶつかり合いも全然ありました。当たり前とは別に思ってないんですけど、お互いどっかで今わざわざしゃべんなくてもとかいうか、なんとなく察するというか。今考えていることがお互いに分かるって感じです」

 ▼岩谷翔吾(25)「器用なタイプではないと思うんですけど、すごく素直で優しいヤツです。こいつは人を嫌な気持ちにさせることってあるのかな~って思うほど、すごくきれいな心を持った人」

 ▼浦川翔平(25)「本当に面白いヤツでグループのムードメーカーとして頑張ってくれています。一見バカに見えるかもしれないですけど、意外と真面目な面もあって、僕は結構堅実なタイプだと思っています」

 ―一人になると違う人格になるそうだが…。

 「昔、地方遠征に行くと誰かと同じ部屋になるみたいな時期は、翔平とか慎と2人部屋になることが多かったんです。2人になると翔平、ほぼしゃべんないです。会話ほぼ0。全然気を使わないというか仲がいいっていう関係値もあるんですけど、ゲーム一緒にしながら『これはこうこう』みたいな話はありますが、あんなテンションでしゃべるなんてことはまずない」

 ▼藤原樹(24)「樹は自分というものを持っている。それがとっぽいという感じじゃなく一生懸命さが出ている。接する時に相手に敬意を感じさせくれるので、こちらも応えて大事にしたいし、リスペクトしている」

 ▼武知海青(24)「カイセイはモンスター。彼とは共通しているところがあって、互いに『それマジで分かります』って点がある。すごい熱量と信念を持っていて、しかも人懐っこい。大好きな後輩です」

 ―共通しているのはどんところなのか。

 「僕らにとってできないことって、別に好きじゃなかったりするからできないだけなんですよね~。でもやるって決めたことやめっちゃ好きってなって極めたいとなったら、努力も努力と思わずできる。その辺りはマジ一緒。やる気ないのはやらないし、やると決めたことは120%できると思っていて、それが本当にできちゃうところが僕と同じ。彼のトレーニングや食事の勉強もすごいし、実際ボディビル大会でも優勝している。生半可ではできないようなこともこなす。凄まじい精神力の持ち主です」

 ▼長谷川慎(24)「あいつもいいも悪いもちょっと(自分に)似てるとこあるかな。とっぽいさもありつつも自分の芯を持っている。これカッコいいダッセーのセンスがいい。美学に反することは絶対にやらない」

 ―彼は美学が最優先するのか。

 「そうでしょうね。彼の美学がちょっとズレることもあるけど、その時はこちらが助けてあげればいいだけですから。でも『これカッコいい』『これダッセー』っていうセンスは抜群。そこの信頼度は100%。感覚がアート的というか感性やセンスはピカイチ。自分とは心の感性がすごく似ているところがあります。昔、2段ベッドの上で泣きながら語り合うなってこともあって、弟みたいなヤツです」

 ▼龍(24)「初めて会った時は印象悪かった。体でかいし目つきも悪い感じがして『絶対嫌なヤツじゃん』ぐらいの印象でした。今はMPCで曲も作っていて、センスもいいけど努力の量がもうえげつない」

 ―かなり印象が変わってきているが…。

 「今だから言えるんですけど、昔は正直、パフォーマンスが一人かけてしまっても、替えが利くというような話があって…。だからスタッフさんから『埋もれちゃってるよ』みたいなアドバイスさせた時期もあったりする中で、今はもうそんなこと言わせないぐらいの個性を手に入れている。クリエイターとしての立場を手に入れるまでにどのくらい努力をしたのか。『ここ数年で習得できるレベルなの』っていうぐらいやっている」

 ▼鈴木昂秀(23)「あいつはおちゃらけていてポンコツな感じもあるけど、最近はすげえ真面目になっています。ちょっと軽くてイラっとする時もあるんですが、全く悪いやつじゃないんでシンプルに好きです」

 ―遅刻が多かったそうだが。

 「まさにちょうど今日、マネジャーさんとそれを話していたんですが、遅刻とか結構多かったんですけど、今年は一回もないらしいです。彼も改心したようで、僕も感心しました。人としては憎めないような可愛らしいヤツで、みんなのいじられキャラみたいな感じです」

 ▼後藤拓磨(23)「タクマもみんなからいじられるキャラです。自分はしっかり者みたいなアイデンティティーを出してくるから、それがまた可愛い。素直で温かい心を持ったヤツですで、努力家でもあります」

 ―ダンスの練習が凄かったとか。

 「僕らが寮生活の時代、タクマはガラス張りの踊るスペースを見つけて、朝の5時、6時まで毎日のように踊っていました。でもこれは本人も言っているんで僕もその言葉を借りますが『昔はクズだった』って。天下一品の遅刻魔だったんですがそれもなくなった。劇的、いや衝撃的に変わった子かもしれません」

 ◆川村 壱馬(かわむら・かずま)1997年1月7日、大阪府出身。25歳。中学時代にEXILE・TAKAHIROに憧れて歌手を目指す。2014年4月「ボーカル・バトル4」に合格しTHE RAMPAGEのボーカル候補に。同年9月に正式メンバーとなり、17年1月「Lightning」でデビュー。4枚目のシングル「100degrees」でラップパートの作詞を手掛ける。18年、日テレ系「PRINCE OF LEGEND」で俳優デビュー。19年には映画「HiGH&LOW THE WORST」で初主演。特技は空手。身長170センチ、血液型B。

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