THE RAMPAGE・川村壱馬インタビュー ロングバージョン<4>

インタビューに応じたTHE RAMPAGEのボーカル・川村壱馬(カメラ・竜田 卓)
インタビューに応じたTHE RAMPAGEのボーカル・川村壱馬(カメラ・竜田 卓)

 THE RAMPAGEのボーカル・川村壱馬(25)が主演する映画「HiGH&LOW THE WORST X」(平沼紀久監督)が絶賛公開中だ。19年公開の前作に続くシリーズ最新作で、韓国のアイドルグループ・NCT 127の中本悠太(26)やBE:FIRSTのRYOKI(23)ら人気ボーイズグループのメンバーも出演しており「まさか一緒にできると思わなかった」と振り返った。来月には映画「貞子DX」(木村ひさし監督)の公開が控えるが「ホラー映画は大チャンスと思った」とも。デビューまでの苦労やメンバーへの思い、ソロデビューへの決意など聞いた。(ペン・国分 敦)

 <3>からつづく

 * * *

 以前は一匹狼的な雰囲気を漂わせていたが、最近は「柔らかくなってきた」という声も多くなっている。

 「確かにそういう(一匹狼の)部分ももしかしたらあったかもしれないですね。柔らかくなったきっかけは、やっぱりコロナ禍が大きいと思います。それまでノンストップで走って来てコロナで一気に何もなくなった。何か月も一歩も外に出ないみたいな生活になった。元々がインドアなんで、それは苦ではなかったんですけど、仕事も全部止まって何もなくなった状況になった時、ふと『あれ、俺って何なんだ』ってなったタイミングがあったんです。自分はアーティストとしてライブをやらせてもらっていましたが『さあ、ライブやります』となった時に、来てくれるファンの方が来なかったら『俺らだけでゲネやってるだけです』みたいになるじゃないですか。やっぱり聞いてくれるファンの人がいるから、すべて成り立っていると痛感しました」

 ―ファンに対する思いはグループ内でも特に熱いものを持っているが…。

 「元々、ファンの方への感謝も言葉にしていましたが、コロナ禍を通して自分の中でしっかり裏付けができました。いつもいてくれるファンの方がいないから(心が)落ちる。自分の存在意義を問うた時に、ファンのありがたさを口先だけじゃなくリアルに感じた瞬間があって、ファンの方への感謝の気持ちも一層深くなりました。自分がこれまで言っていた言葉に深みや重みがより追加された気がします。そういう風な思いになれたから、柔らかくなったとかあるんでしょうね。ただ、とっぽい、尖っている部は自分の持ち味でもありますから、そこも大事にしていきます。最近はグループも自分が引っ張って行かなきゃみたいな気持ちにもなって、プレッシャーというよりは楽しんでやらせてもらってる感じはあります」

 中3の時に芸能界を目指して10年ほど経つが、雌伏の期間もあった。

 「一番辛かったのは活動休止期間ですかね。僕ら、2014年に武者修行を終えて『THE RAMPAGE』の正式メンバーに決まった直後から、16年の真ん中ぐらいまで活動を休止したんです。その時に先輩方のツアーの裏方として回っていました。深夜2時、3時まで三代目JSBメンバーの皆さんの衣装を洗濯して全部乾かしてから帰って、で、次の朝6時、7時にまた会場に入る。ケアしていたのはメンバーさんだけじゃなくサポートで入っているバックダンサーさんやEXPGの生徒の誘導まで全部。EXPG Labの生徒らに弁当配りもしました。自分らからしたらアーティストという意識もあって“RAMPAGE”って名前も貰ったばかりですから、生徒への弁当配りとか屈辱ですよね。正直、『こんなプライドがズタズタなことあるか』って思ったし…。ただ、裏方の仕事をやらせてもらったということはすごいよかった。正直、今でもスタッフたちさんの姿を見ると『こんな面倒くさいことやってくれてんだ』って、実体験と重ねて感謝も出てきます」

 生徒を前にしての屈辱よりも堪えたことがあった。休止期間中に筆舌に尽くしがたい“仕打ち”を受け、精神的に追い詰められたことは忘れていない。

 「これ、どこまで書けるか分かりませんが、当時の担当者から『こんな理不尽あるのか』っていう目に遭ったんです。何いっても何をやってもダメダメで。『あれっ、俺らも終わりだな。いや終わらせようとしている』みたいな。僕らを精神的に潰そうとしているぐらいのレベルです。『二度と活動ないな』とか思いましたもの。具体的にいうと、担当者から『今日はこれこれがあって、これをしました。で、こういうことを感じました』っていうのを報告LINEで毎日欠かさず送らされていました。で、送ったら送ったで、返ってくるのがザーッていう長文も長文、否定の話が返ってくる。それ毎日ですよ。落胆しますよ。活動休止が終わっても報告LINEはしばらくは続きましたけど、普段からも何やってもそんな感じでエグかったですね。あまりにも理不尽極まりないことが多くて、あの時は初めてというか唯一『やめたい』と思った時期です。今、その担当者はいませんが、そんな経験をしているからちょっとやそっとでは大丈夫です(笑い)」

 <5>へつづく

 ◆川村 壱馬(かわむら・かずま)1997年1月7日、大阪府出身。25歳。中学時代にEXILE・TAKAHIROに憧れて歌手を目指す。2014年4月「ボーカル・バトル4」に合格しTHE RAMPAGEのボーカル候補に。同年9月に正式メンバーとなり、17年1月「Lightning」でデビュー。4枚目のシングル「100degrees」でラップパートの作詞を手掛ける。18年、日テレ系「PRINCE OF LEGEND」で俳優デビュー。19年には映画「HiGH&LOW THE WORST」で初主演。特技は空手。身長170センチ、血液型B。

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