「THE RAMPAGE」川村壱馬「ソロは夢」…デビューまでの苦労やメンバーへの思いを告白

スポーツ報知
インタビューに応じたTHE RAMPAGEの川村壱馬

 THE RAMPAGEのボーカル・川村壱馬(25)が主演する映画「HiGH&LOW THE WORST X」(平沼紀久監督)が絶賛公開中だ。19年公開の前作に続くシリーズ最新作で、韓国のアイドルグループ・NCT 127の中本悠太(26)やBE:FIRSTのRYOKI(23)ら人気ボーイズグループのメンバーも出演しており「まさか一緒にできると思わなかった」と振り返った。来月には映画「貞子DX」(木村ひさし監督)の公開が控えるが「ホラー映画は大チャンスと思った」とも。デビューまでの苦労やメンバーへの思い、ソロデビューへの決意など聞いた。

 3年ぶりの続編は前回よりパワーアップしている。鬼邪高、鳳仙学園のメインキャストは続投し、新たに鈴蘭高に君臨するラオウ一派、そして瀬ノ門工の極悪コンビとして中本、RYOKI(三山凌輝)が登場する豪華な布陣だ。映画は川村演じる鬼邪高のアタマ・花岡楓士雄が鳳仙、鈴蘭と協力して瀬ノ門工と壮絶バトルを展開するストーリーだが、川村は撮影前に違和感を覚えた点があった。

 「台本を見たら楓士雄がすでにアタマの設定だったんですよ。前回は(アタマを競った)轟洋介(前田公輝)から『アタマはいったん預かる』みたいに言われていたので、俺的には『自分がアタマだ』という自覚がなかったし、そこは『はっきりと違うんで、そうじゃない認識で撮ります』って感じで臨みました。撮っていて戸惑いもありましたが『(前作で)楓士雄がアタマでもおかしくないシチュエーションはあったよな』って、自分の中で腑(ふ)に落としながらやりました」

 今回、中本とRYOKIらボーイズグループからの配役は意外だったそうだ。

 「話を聞いた時には、びっくりですよ。この作品はLDHの総合エンターテインメントの印象が強くて、俳優さんが(外から)来てもらうことはあっても、僕らと同じボーイズグループですからね。ワクワクしながらも『出てくれたらすごいコラボだよな』って思っていました。悠太君が『ぜひ出たいです』って快くOKしたというのを聞いてうれしかったし、RYOKIも『以前からハイローのファンでした』って言ってくれたのも心に響きました」

 川村、吉野北人、中本、RYOKIの4人のコラボが、劇中歌「Wings」で実現した。

 「収録はそれぞれの仕事の合間で録(と)りましたが、出来上がったものを聴いた時はもう感動でしたね。コラボは歌番組で曲をカバーさせていただいたぐらいで、新規楽曲で別のアーティストさんとご一緒させてもらうっていうのが初めてでした。一緒にやってみて、事務所によって(声質など)の違いとか、こんなにも色が違うんだな~って、めっちゃ思いました。自分も刺激になりましたし、悠太君には『声、めっちゃいいですね』って言いました」

 ―映画の続編はあるのか。

 「僕としては全然やりたいですよ。それも話が面白ければですが…。むやみに続けるならば、ここで幕を引いてもいいかな~とも思います。それも台本次第、プラス次世代(を背負うメンバー)にどれだけポテンシャルがあるのか。正直、今回新しく出た人や目立った人が、どれだけ頑張れるかどうかがポイントでしょうね」

 10月にはホラー映画「貞子DX」(主演・小芝風花)の公開が控える。今まで川村が出演したのは「ハイロー」シリーズなどLDHが強く関わった作品ばかりで、同作が初めての“アウェー”作品。しかも小心者で女たらし、楓士雄と180度違った役を演じている。

 「オファーが来た時には自分の中で大チャンスだと思いました。やっぱりアウェー作品に出たかったですからね。これまで出演したのはキラキラものやヤンキーもの。自分にハマっているキャラクターや作風なので、演じるのは簡単だと思うんですよ。でも、僕がホラーに出るなんて自分自身も一切、想像していなかったし、真逆のイメージをやれることに興奮しました。アウェーの洗礼を覚悟して臨んだんですが、すごくステキな現場で勉強になった点は多々ありました。芝居に関して言うと、今まではイージーにやってきた部分がありましたが、今回は監督から『こういうふうにやってみて』とたくさんのオーダーを頂き、密なコミュニケーションを通して(演技の)引き出しを増やしていただきました」

 以前は一匹狼(おおかみ)的な雰囲気を漂わせていたが、最近は「柔らかくなってきた」という声も多くなっている。

 「確かにそういう(一匹狼の)部分はあったかもしれないですね。柔らかくなったきっかけはコロナ禍が大きいと思います。今までノンストップで走ってきてコロナで仕事も何もなくなった時、『あれ、俺って何なんだ』って。自分の存在意義を考えた時に、やっぱり俺たちを聴いてくれるファンの方がいるから成り立っているんだって。ファンのありがたさを口先だけじゃなくリアルに感じた瞬間です。そんなこともあって、柔らかくなった印象があるのかも…。ただ、トガっている部分も自分の持ち味ですから、そこも大事にしていきます」

 中3から芸能界を目指して10年ほどたつが、筆舌に尽くしがたい“仕打ち”を受けたことは忘れていない。

 「活動休止期間が一番つらかったです。これ、どこまで書けるか分かりませんが、考えられないような理不尽な目に遭ったんです。当時の担当者なんですが、こっちが何を言っても何をやってもダメダメで。精神的に潰そうとしているぐらいのレベルでした。『今日はこれがあって、これをしました。で、こう感じました』というのを報告LINEで毎日欠かさず送らされ、送ったら、ザーッていう長文、否定の返信が返ってくる。それ、毎日ですよ。普段もそんな感じでエグいことばかり。理不尽極まりないことが多くて、この時は初めてというか、唯一『辞めたい』と思いました」

 昨年、東京ドームで初めて公演を行った。すでにドームツアーをできる実力と人気を備えていると思うが…。

 「ドームツアーやりたいですし、コロナ禍がなかったら2021年か今年にはやっている予定でした。先の予定については会社の会議やHIROさん会議でしていて、本来ならもう1回目を終えているか2回目やっているぐらいだと思います。昨年はアリーナツアーの途中に東京ドームでやらせてもらって、うれしさもありつつも、やっぱりドームツアーをしたいって改めて思いました」

 ソロデビューへ向け、心の準備は100%。「OK」待ちをしている状態だ。

 「ソロは夢です。今すぐやりたいですけど、それこそグループとしてどこまで行ってるとかで、自分のできることが変わってくるでしょうね。明確なことは言えないですが『グループで一番最初にソロデビューしよう』という気持ちでいます。『誰かと同じ』『それはちょっと』って言われるかもしれませんが、自分の中のビジョンとしては誰よりも先に走りたいです」

 ―「ソロをやりたい」という声はどう届けるのか。

 「HIROさんとちゃんと(話す)というのは、メンバー会議の時が多いんですが、僕はみんなの前では話さない、いや話したくないんです。会議で『僕、こう思っています』と提案すると(他のメンバーが)『それ俺も』みたいな感じになるのが嫌いで『それ、お前発信じゃないでしょ』ってなっちゃうから。HIROさんにはLINEでお話しさせていただいています」

 ―素に戻れる瞬間は。

 「僕、権威とかに興味がないから、偉い人だからちゃんとするとか、偉くない人だからこうしていいとかいう感覚が嫌いなんです。人と自分の感じたまま付き合いたいし、どこかで自分を作っているっていう感覚もない。だからあんまりON・OFFの区別がないですね。こんなスタンスだから、偉そうに思われることもあるので、ちょっと気をつけることもあります(笑い)」

 いつも真剣勝負―。どんな時も本音でぶつかり迎合はしない。一方で努力を惜しまない者への心配りは厚い。礼儀正しく、常に自分を貫くという信念には感服する。(ペン・国分 敦)

 ◆川村 壱馬(かわむら・かずま)1997年1月7日、大阪府出身。25歳。中学時代にEXILE・TAKAHIROに憧れて歌手を目指す。2014年4月「ボーカル・バトル4」に合格しTHE RAMPAGEのボーカル候補に。同年9月に正式メンバーとなり、17年1月「Lightning」でデビュー。4枚目のシングル「100degrees」でラップパートの作詞を手掛ける。18年、日テレ系「PRINCE OF LEGEND」で俳優デビュー。19年には映画「HiGH&LOW THE WORST」で初主演。特技は空手。身長170センチ、血液型B。

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