【番記者の視点】C大阪、苦しい台所事情の今こそ…18歳FW北野颯太を先発で見たい

スポーツ報知
C大阪・北野颯太

◆ルヴァン杯▽準決勝第1戦 C大阪 1―1 浦和(21日・ヨドコウ桜スタジアム)

 C大阪はホームで迎えた第1戦で浦和と1―1のドロー。前半2分にFW上門(うえじょう)知樹の豪快な無回転ミドルで先制したがリードを守り切れず、相手に貴重なアウェーゴールを与える結果に終わった。第2戦は25日に敵地で行われる。

 わずか10分足らずでは流れを変えることはできなかった。高校3年生FW北野颯太は1―1の後半37分に途中出場したが、劣勢の展開のまま試合は引き分けに終わった。

 北野はU―19日本代表の一員として、U―20アジア杯予選(ラオス)に参加。初戦のラオス戦で1得点をマークするなど、背番号10として来年3月に開催される本大会への出場権獲得に貢献し、20日にチームに戻ってきたばかりだった。「向こうにいる時から『急いで帰ってきて』と言われていました。日本に着いて練習すると膝とか腰とかがバキバキで(笑い)」と前日のコンディションを明かすとともに、「久しぶりのセレッソのゲームでワクワクもしていました」と帰国翌日での公式戦出場を笑顔で振り返った。

 今年2月に17歳でのトップチーム昇格が決定。翌3月のルヴァン杯1次リーグ・鹿島戦では、プロ初ゴールでクラブのカップ戦最年少得点記録を更新した。リーグ戦では先発出場はわずか1とチーム内で確固たる地位を築いているわけではないが、今こそ18歳の力が必要とされているのではないだろうか。

 9月は2日のリーグ戦・札幌戦から中2~4日での連戦が続いているC大阪。疲労が蓄積されているのは明らかで、浦和戦では後半に入って持ち前のプレスの強度も下がり一層押し込まれる展開が続いた。ケガや体調不良、代表活動などで不在のメンバーが多い中で、ルーキーFWの存在は雰囲気を変える役としては適任とみている。献身的な守備ができる点も、チームにとって「スタメンでも計算できる選手」のはずだ。

 25日の第2戦に向け、北野は「すぐ試合に出させてもらえたのは自分でも嬉しく思います。その期待に応えていかないといけない。ゴール、アシストを目指して戦いたいです」と言葉に力を込めた。これまで多くの若手がブレークするきっかけとなったルヴァン杯。新たなホープが一層の飛躍を遂げる舞台は整ったと思っている。(種村 亮)

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