堀内恒夫さん「この制球力では…」巨人の中継ぎ陣に嘆き

6回1死、宮崎に右越えソロ本塁打を打たれた平内(カメラ・今成 良輔)
6回1死、宮崎に右越えソロ本塁打を打たれた平内(カメラ・今成 良輔)

◆JERAセ・リーグ DeNA3―0巨人(22日・横浜)

 巨人の今季の戦いを象徴するようなゲームだった。苦戦の原因が私にはよく分かったよ。誰もがそう思っているだろうけれど、中継ぎを確立しないと来年のV奪回もないかもしれないな。

 先発のメルセデスはよく我慢して投げた。完全にベース板の上を通らなかったらボール。球審の判定が両軍の投手に厳しかったけど、5回まで初回の1失点だけに抑えた。先発としては十分だろう。

 問題はここからだ。6回、2番手の平内が宮崎に初球をやや外角寄りの高めに投げて右翼席に一発を浴びた。僅差のゲームで出て行ったリリーフ投手が絶対にしてはいけない失投だ。さらに信じられないのが、次のソトへの初球。宮崎に打たれたのと同じコースに、同じストレートを投げて中前に打たれた。いくら150キロを超える速球を投げることができても、これでは勝ちゲームのセットアッパーは任せられない。

 さらに、さらに、鍬原の投球にも目を覆った。逆球の多いこと。怒りを通り越して、あきれて笑うしかなかったよ。後続を抑えたけど、相手の打ち損じに助けられた感じで「こうやって抑えた」という裏付けが何もなかった。決め球がなく、左打者の内角を攻められないクロールも悲しい。

 エスコバーの独り相撲を救った伊勢の力と気合の投球と対照的な巨人の中継ぎ陣。制球力の向上、さらには中継ぎスタッフの人選までもが来季の浮上への大きなテーマになるだろう。(スポーツ報知評論家・堀内恒夫)

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