藤枝MYFCがJ2昇格へ向け執念ドロー…沼津とのJ3静岡ダービー

スポーツ報知
引き分けに終わり悔しさをのぞかせる藤枝のメンバー

◇明治安田生命J3第20節 沼津0-0藤枝(21日・愛鷹)

 J2昇格を目指して3連勝中の藤枝MYFCは、アスルクラロ沼津との「静岡ダービー」を0―0で引き分けた。前半8分にDF川島将(30)が一発退場し、2試合連続で10人での戦いに。それでもFW渡辺りょう(25)を中心に何度か決定機をつくったがゴールを奪えず、勝ち点1を積み上げただけに終わった。次節は24日、中2日で愛媛と対戦する。沼津はMF伊東輝悦(48)が後半17分に途中出場。自らが持つJ3最年長出場記録を更新した。

 試合終了の笛に、藤枝イレブンは膝に手をやってうなだれた。8月13日に予定され、台風の接近で中止となり未消化だったダービーマッチ。勝ち点を「51」に伸ばし、首位のいわき「54」や2位の鹿児島「53」に迫りたかった。「勝つチャンスはあった」とMF杉田真彦主将(27)は悔しがった。

 開始8分で数的不利に。だが1―0でリードしていた前節(18日)の相模原戦と違い、この日は0―0。守っていては勝ち点3は取れない。4バックに変えつつも、前線のFWを2人に増やし、攻撃のチャンスをうかがった。前半28分にはFW渡辺が抜け出してポスト直撃のシュート。後半34分には途中出場のFW松村航希(26)がカウンターで迫った。

 4バックに慣れてきた守備陣も、沼津に決定機をほとんどつくらせなかった。DF鈴木翔太(25)は「相模原戦よりも余裕があった。相手を気持ちで上回ったから無失点で終われた」と収穫を口にした。スコアレスドローでの勝ち点1。須藤大輔監督(45)も「首位と5差。2勝で逆転できる」と前向きに話した。

 10人でも勝ち点3を取りに行く闘志は見せた。最前線でGKのフィードのターゲットとなり、沼津DFに倒され続けた渡辺は「何度でも立ち上がる。中2日でも大丈夫」と気持ちの強さを強調した。次は5連戦を締めくくる愛媛戦。全員が力を振り絞り、勝ち点3をつかみ取る。(里見祐司)

 〇…沼津の大ベテランが躍動した。元日本代表MF伊東が今季最長の28分間プレー。48歳21日とJ3最年長出場記録を自ら更新。「ピッチでプレーすることは一番幸せ」と笑顔を見せた。

 プロ30年目、若手の生きたお手本だ。望月一仁監督(64)が「ゲームコントロール」の役割を託し投入。主将のMF菅井拓也(31)も「(普段の練習から)プレーを言語化してみんなに言葉で伝えてくれる。ゲームを読む力は素晴らしい」と尊敬する。

 過去2年、公式戦の出番がなかった背番号25が今季3度目の出場を果たしたが、試合は82分間数的有利の状況で勝ち点1にとどまった。「僕も含めて、個人個人がもっと質の高いプレーをしないといけない」とチームの課題を口にした。

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