【元白鵬・宮城野親方の目】北勝富士2敗後退も追いかける立場の方が楽 切り替えが大事

スポーツ報知
玉鷲(左)は北勝富士を押し出しで下す(カメラ・池内 雅彦)

◆大相撲 ▽秋場所11日目(21日、東京・両国国技館)

 東前頭3枚目・玉鷲が、西同8枚目・北勝富士との1敗対決を制し、単独トップに立った。2敗で平幕の錦富士を加えた2人が追う。

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 玉鷲は初黒星となった翌日、8日目の佐田の海戦と同じ「攻める」という強い気持ちで臨むことができました。北勝富士は星数で並ばれ、少し守りに入ったように感じました。左をおっつけるのか、まわしを取りに行くのか、少し中途半端でした。

 北勝富士は左手の指がまわしにかかったものの、肘が伸びていました。玉鷲の当たりが素晴らしく、押しも強かったので切れてしまいました。その後も圧力で圧倒して、相手の体を横に向かせました。最後は落ち着いて土俵際の逆転がないように、突いていきました。集中していましたね。

 互いの対戦は終わりましたし、追いかける立場の方が楽なので、北勝富士は切り替えが大事です。流れや相撲内容から見ると、玉鷲が有利と見ますが、首位に立ち、硬さが出てしまうかもしれません。しかし優勝経験者ですから、それが生きてくれればと思います。

 ただ、私も優勝がかかってくると、毎回のように緊張していました。経験から言って、昨日のことは昨日のこととして、今日の一番に集中していくことが本当に大事だと思います。(宮城野親方=元横綱・白鵬、スポーツ報知評論家)

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