石川遼、プロデビュー中島啓太にエール&活躍確信「僕とは違う。全てが準備できている状態」

スポーツ報知
同組選手のプレーに拍手をする石川遼 (カメラ・馬場 秀則)

◆男子プロゴルフツアー パナソニックオープン プロアマ(21日、兵庫・小野東洋GC=7113ヤード、パー72)

 今季ツアー15戦目を迎える石川遼(カシオ)が、プロアマ戦後に会見を行い、今大会でプロデビュー戦を迎える9歳下の中島啓太にエールを送った。

 石川自身は15歳だった2007年のマンシングウェアオープンKSBカップで、ツアー初出場優勝。それを契機に翌年にプロ転向を果たした。中島は、昨年のこの大会で1973年のツアー制施行後では石川遼や、松山英樹らに続く史上5人目のアマチュアVを達成。1年後の今大会をプロデビュー戦に選んだ。

 ある意味、“鳴り物入り”でのプロ転向は同じ経緯となる。しかし、石川は「僕は年も年だったので、プロ転向自体に賛成する人が周りにも少なかった。啓太の場合は、アマチュアの中でやり残したことはないと思う。(アマチュア)世界一ですから、当然。数字以上に、本人の中では満を持してプロになった感じがあるなと、客観的に見て感じる。全てが準備できている状態でプロになっている」と自身との違いを強調。アマ世界一に贈られる「マコーマックメダル」を男子初の2年連続で受賞した後輩に、最大限の敬意を示した。

 自身の当時を振り返り、「自分はメチャメチャ下手だと思っていたので、通用するわけがないという感じはあった。でも、高校1年生で(ツアーに)勝てて、将来的に生きていくのはどっちにしろプロの世界。そこを目指していたんだから、チャンスをもらえたならと」厳しい世界に飛び込んだ過去を懐かしんだ。そのうえで、「僕は日本アマに2回出て、2回とも予選落ち。アマチュアでの成績は全く結果が出ていない。啓太の場合は、あれ以上は難しいというくらいの成績を残してきた。僕とは違う流れ」と後輩を持ち上げた。

 周囲の期待や重圧が大きくなるのは、自身も経験してきた同じ道。それでも、先輩として強いメッセージで背中を押した。「僕はとにかくゴルフが一番、うまくなる道を選択したつもりだった。それしか考えていなかった。結果が出なくても前向きに、うまくなることだけを意識して。試合に出て、予選落ちして、練習して。1年目はその繰り返しだった。でも、啓太はそうならないだろうなという確信がある。だから、僕とは違う」。優しく、温かい言葉で、同じ扉を開いた仲間を歓迎した。

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