【高校野球】東海大札幌の左腕・門別啓人投手と高校通算20本塁打の唐川侑大捕手がプロ志望届提出

スポーツ報知
プロ志望届を提出した東海大札幌・門別啓人(右)と唐川侑大

 高校野球の今夏の南北海道大会で4強入りに貢献した東海大札幌の最速150キロ左腕・門別啓人投手(3年)が20日、プロ志望届を提出した。1年秋からバッテリーを組み、高校通算20本塁打の唐川侑大捕手(3年)も共に志望届を提出。同校初のダブル指名に向けて「12球団どこでも」と口をそろえた2人。ドラフト会議は10月20日に行われる。

 運命のドラフトまで1か月。この日、プロ志望届を提出した東海大札幌・門別は「やっと出せるという気持ちが一番。志望届を出すつもりでこの高校にやってきた」と引き締まった表情で思いを口にした。

 1年秋から名門の背番号1を背負い、5季連続の道大会(夏は南大会)出場、2年秋から3季連続の4強入りに貢献。今春の全道大会準々決勝・知内戦ではプロ10球団のスカウトの前で9回14奪三振完投と力を証明した。最速150キロの直球と大脇英徳監督(47)が「マウンドで暴れない。ムキにならない。常に自分の型を崩さず投げられるメンタルがすごい」と絶賛するマウンドさばきが武器だ。

 高校入学時の最速は140キロ。類いまれな才能を更に開花させるきっかけになったのは1年冬だった。野球に身が入らず、気の抜けた態度を見かねた監督から1か月半、グラウンドへの立入禁止令が出た。悔しかった。「毎日、気付いたら100本以上走ってました」。指導者と部員が帰るまで、雪が降り積もる坂道を一人で走り続けた。ブレない心の礎を築き、2年秋に146キロ、3年春に150キロをマークした。

 「プロに入るつもりで野球を始めた」。小学1年から抱き続けた夢は一度もブレなかった。ファイターズジュニア時代のチームメートで高校ではバッテリーも組んだ唐川とのダブル指名となれば同校初の快挙。投手指名に限れば1987年の大村巌(ロッテ)以来35年ぶりとなる。「新人王を獲りたい。160キロ以上を投げたい」と青写真を描いた左腕は「ワクワクしています」とマスク越しでもわかる笑顔で「10・20」への期待を膨らませた。(堀内 啓太)

 同じく志望届を提出した唐川は「やってやるぞという気持ちになった」とグッと拳を握った。

 「憧れの存在」と同じ舞台を目指す。日本ハム・松浦慶斗とロッテ・田中楓基は幼なじみ。旭川新富小時代は同じチームでプレーし「身近で野球をやっていた2人なのでプロの舞台で対戦したい」と目を輝かせた。

 高校入学時は投手だったが「プロに行かせるため」と大脇監督の提案で1年の8月に捕手に転向。門別と共に同秋から1ケタ番号を背負い、切磋琢磨(せっさたくま)してきた。二塁送球1秒78の強肩と高校通算20発の打力に磨きをかけ、指揮官も「(日本ハムの)今川の高校時代よりいい」と太鼓判を押す打者に成長した。

 同校出身で捕手の指名となれば、オリックス・伏見寅威以来。パドレス・ダルビッシュ有が名前の由来の17歳は「期待と不安が半分。選んでいただけるなら育成でも行きます」と決意を口にした。

 ◆北海道での同じ高校からの複数選手指名 支配下では10年の北照バッテリー(ヤクルト3位・西田明央捕手、同4位・又野知弥投手)の1組。育成指名も含めると、21年の北海バッテリー(ソフトバンク3位・木村大成投手、巨人育成10位・大津綾也捕手)がある。

  ◆門別 啓人(もんべつ・けいと)2004年7月10日、北海道・日高町生まれ。18歳。富川小1年から富川野球スポーツ少年団で野球を始め、富川中では軟式野球部。東海大札幌高では1年秋から背番号1でベンチ入り。183センチ、85キロ。A型。左投左打。球種はストレート、スライダー、カーブ、チェンジアップ、ツーシーム。

 ◆唐川 侑大(からかわ・ゆうだい)2005年1月12日、宮城・石巻市生まれ。17歳。旭川新富小1年から新富野球少年団で野球を始め、旭川明星中では旭川北稜シニアでエースで4番。東海大札幌高では1年秋から背番号2でベンチ入り。高校通算20本塁打。二塁送球は1.78秒。176センチ、86キロ。A型。右投右打。

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