【宏太’Sチェック】首位マリノス相手に堂々 ミシャサッカーが目指す位置を証明した一戦

◆明治安田生命J1リーグ▽第30節 横浜M0―0札幌(18日・日産スタジアム)

 首位相手に引いて守ってではなく、堂々と渡り合った。攻撃では迫力を持って相手ゴールを脅かしていたし、やられておかしくないシーンはあったが、菅野を中心に守り、崩すことがうまいマリノスに簡単な体勢でシュートを打たせなかった。ミシャ(ペトロヴィッチ監督の愛称)のサッカーがどういう位置を目指しているかを証明した一戦になった。

 悪い時期はつなぐ意識が強く、ボールを奪ってもまず安全に落ち着かせる感じだったが、逆サイドに振るなど攻撃を意識したつなぎができてきた。前線にメッセージ性のあるパスを送れるようになり、スムーズな攻撃につながっている。今季のミシャサッカーは懐疑的な見方をされる時もあったが、やってきたことが実を結び、強い相手も押し下げられるようになっている。

 課題としてはフィニッシュの質を上げる必要性はある。そのためには、誰が1トップにいてもそこをまず「見る」意識を持たないと。ゴンヒのように体の大きい選手が入ったからクロスではなく、小柏のようなスピードタイプの選手が入ってもクロスという選択肢が全員の中にあれば、前の選手は動く。見ないことには相手に脅威など与えられない。

 敵地で勝ち点1を取れたのは評価できる。残念なのは深井のけが。その動揺があるのではと心配もしていたが、みんなで背番号8のユニホームを着て一致団結し、一希のためにと戦った。大きな負傷ではあるが一希には乗り越えてほしい。そして他の選手は残り試合、彼の分もしっかり戦わないといけない。(吉原 宏太、1996~99年札幌FW)

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