◆JERAセ・リーグ 広島3―5中日=延長11回=(20日・マツダ)
中日・岡林勇希外野手が値千金の一打でチームを3連勝に導いた。
延長11回2死一、二塁で、広島の守護神・栗林から左翼線へ落ちる適時二塁打。「その前の5打席、内容も感覚も良くなかったが、チャンスだったので、自分が狙ったボールをはじき返すことができ、すごくうれしかった」。4月にも栗林からサヨナラ打を放っていた高卒3年目の竜の“バヤシ”が大仕事をやってのけた。
先発・柳は5回3失点だったが、2番手以降の祖父江、清水、ロドリゲス、谷元、藤嶋、R・マルティネスが圧巻の無失点リレーでつないだ。
以下、立浪監督の一問一答。
―岡林が決めた。
「それまで打ててなかったんですけどね。勝負どころで、打てないときでも打ってくれるのは、非常に頼もしい」
―4月も栗林から打っている。
「イニングまたぎしてたしね、向こうも。多少は疲れもあった。あそこはよう打ちましたね」
―中継ぎ陣も好投した。
「(スコアで相手を)越せるところで越せなかった。中継ぎがこの逆転を呼びこんでくれた」
―清水は50試合で30ホールドに到達。
「初めてのフルシーズン。非常に彼の働きは大きい。あと10試合。ここからも大事」
―高橋周は途中から代打で起用した。
「(打撃)フォームをね、波留コーチとやっている。ちょっとずつ良い形にはなってきた。チャンスなんで使ってみたんですけど、あそこはよう四球をとってくれた」
―2回の四球が効いた。
「そこ(4回)もそうですし、最後の四球もよく見極めた。先頭で出たのはよかった」
―柳が本調子じゃなかった。
「立ち上がりは、本人も意識している。このところうまくいってないですけど。柳ぐらいになればなんとか克服していかないと。その後は、5回までよく投げてくれた」
―1番・大島と2番・岡林に打順を入れ替えた。
「相性で。数字のデータははっきり出るんで。大島が非常によく打ってるということで、1、2番入れ替えました」
―NPBからの「厳重注意」の発表については。
「自分では(交代を伝達)したつもりだったんですけど、そのままリクエスト入ってしまった。以後、気をつけてはっきりと伝えるように。気をつけます」
―抹消の平田は。
「肘の状態も悪いとか色々あったんで抹消した」