【競輪】強敵を封じ込んで奥井迪がガールズ10周年記念レース制覇~名古屋「ティアラカップ」

スポーツ報知
ティアカップを制した奥井迪

 ガールズケイリン10周年記念レース「ティアラカップ」が、名古屋競輪「第38回共同通信社杯」最終日の19日、第11Rで行われた。

 台風14号の影響で強風と雨に見舞われ、後続が誰も動かないなか、正攻法で運んだ奥井迪(40)=東京・106期=が、最終ホームからペースアップ。後続に付け入る隙を与えないまま、先頭でゴールを駆け抜けて優勝賞金210万円を手にした。終始、奥井をマークした中村由香里が2着、最後方から内に潜って追い上げた荒牧聖未が3着に入った。人気を集めた児玉碧衣は、4番手から動くことができず5着に敗れた。奥井の次回出走予定は25日からの西武園。

先行貫きビックレース初制覇

 歴代ガールズグランプリ覇者らによる「ティアラカップ」は奥井が堂々と逃げ切った。

 台風14号の接近で厳しいコンディション。それでも「前を取って行こうと決めていた」と“奥井迪”のスタイルを貫いて爆風を切り裂く先行策。打鐘過ぎから全開で踏み出すとそこからは誰も前に出させることなく先頭でゴールを駆け抜けた。

 名古屋は14年5月の決勝で挙げたデビュー初勝利が初優勝となった思い出のバンク。その後は幾多のビッグレースに挑みながらもなかなか勝利に届かなかった。しかし今回、ガールズケイリン10周年記念レースとして行われた節目の一戦で見事な優勝。「先行で勝てるのか…信じ切れないこともあったけれどきょうは自分を信じて走った」。培ってきた力をすべて出し切って勝利をもぎ取った。

 この優勝で今年の賞金ランクも1位に躍り出た。「先行してグランプリの舞台に乗れるように頑張る」と高らかに宣言。40歳での悲願の勝利でさらに自信をつけた奥井が、年末まで風を切り続ける。

 ◆奥井 迪(おくい・ふみ)1981年12月19日、札幌市生まれ。40歳。早大卒。アルペンスキーのエリート選手として活躍したのち、日本競輪学校(現・日本競輪選手養成所)106期生(女子3期生)として2014年に武雄でデビュー(〈5〉〈4〉〈3〉着)。「ガールズグランプリ」では16、17年と連続で準Vがあるが、ガールズ特別レースでの優勝は今回が初めて。167センチ、70キロ、太もも64センチ。血液型O。

まいりましたのコメント

 中村由香里(2着)「師匠(田谷勇さん=56期引退)に作戦を立ててもらって練習でもサポートしてくれたけど、奥井さんが強かったし力不足でした。この開催を企画してもらって、出るからには負けたくないと思って精いっぱいの準備をしてきた。何とか食らいつくくらいには持ってくれたけど優勝できなくて申し訳ない」

 荒牧聖未(3着)「外枠だったので後方の位置になってしまった。もうちょっと早く判断できていたらもう少しいい着だったかも…。確定板に入ったことは励みになるし、練習してもっと強くなりたい」

 児玉碧衣(5着)「レースでは雨がやんで思ったよりバンクが軽くなっていたから、1周行けば良かったけど…。奥井さんがかかっていたし強かった。不完全燃焼です」

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