【大学野球】大商大 渡部聖弥2打席連発 2戦3発で連盟記録王手 再来年ドラフト1位候補浮上

スポーツ報知
5回2死一、二塁、大商大の渡部聖弥が2打席連発となる中越え3ランを放つ

◆関西六大学野球秋季リーグ戦 ▽第3節2回戦 大商大9-1大院大(18日・わかさスタジアム京都)

 関西の大学球界に新怪物が誕生した。大商大の渡部聖弥中堅手(2年)が2打席連続本塁打を放ち、17日の大院大戦と合わせて2戦3発で開幕4連勝に導いた。シーズン最多4本塁打の連盟記録に王手をかけ、再来年のドラフト1位候補に浮上した。

 すさまじい打球だった。2―1の5回2死一、二塁、大商大・渡部はバックスクリーン右下の壁にぶち当てる推定125メートルの特大弾を放った。「いいポイントで打てた」。3回2死一塁では右越えに先制2ラン。2打席連続本塁打に、観客席から「えぐい!」と感嘆の声が漏れた。6試合を残し、佐伯貴弘(元横浜、大商大)ら8人が持つ、1季最多4本塁打の連盟記録まであと1本に迫った。

 17日の大院大戦の8回には左越え3ランをマーク。3方向に打ち分け、4打席3発とヤクルト・村上級の量産だ。視察したオリックスの谷口スカウトは「すごかった。低い打球であそこまで飛ばすとは…。金属バットで打ったような打球」と驚嘆。「肩も足もある」と2024年のドラフト1位候補に挙げた。富山陽一監督(57)は「谷(佳知)みたいな感じ。パンチ力があり、逆方向に打てる」とOBの元巨人外野手になぞらえた。

 広陵高(広島)では、大学日本代表の明大・宗山と3、4番を組んだ。今春のリーグ戦から4番を務め、首位打者を獲得。ベストナインに2度選出され、今秋は4試合で16打数9安打10打点の打率5割6分3厘と打ちまくっている。「佐藤輝明さんの本塁打数を超えたい」。自身は通算4発。リーグは違うが、阪神の主砲が近大時代に樹立した関西学生の連盟記録・通算14発(1982年発足の新リーグ)が目標だ。広島出身でカープファンの「セイヤ」。新スターが誕生した。(伊井 亮一)

◆渡部 聖弥(わたなべ・せいや)2002年8月31日、広島・府中市生まれ。20歳。市立南小1年から軟式の府中南少年野球クラブで野球を始め、市立府中第一中では軟式の府中野球クラブでプレー。広陵高で1年秋からレギュラー。2年のセンバツは2回戦で東邦に敗退。高校通算30本塁打。大商大で1年春からリーグ戦に出場。50メートル走6秒0。遠投110メートル。ベンチプレス120キロ。177センチ、87キロ。右投右打。

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