【高校野球】仙台育英が貫禄発進…甲子園Vメンバー6人出場で10得点

スポーツ報知
3番に座った仙台育英・山田脩也主将

◆秋季高校野球宮城県大会▽2回戦 仙台育英10×-0登米総合産=5回コールド=(16日・仙台市民)

 今夏の甲子園で東北勢初優勝を飾った仙台育英(宮城)が新チーム公式戦初戦となる2回戦で、登米総合産に10―0で5回コールド勝ちした。優勝メンバーが6人スタメンに名を連ねるなか、須江航監督(39)は短期間での2年生たちの“成長”を実感。前の代と同様、一戦ずつ力をつけていく。利府は今夏宮城大会準Vの聖和学園に6―5で競り勝ち、昨秋敗れたリベンジを果たした。

  貫禄十分の危なげない戦いぶりで、仙台育英が新チーム初戦を勝利した。日本一メンバーが6人も残った打線は、6安打ながら7四死球につけ込み10得点。須江監督は「頑張らなきゃいけない、となり過ぎず、地に足をつけてやってくれた」と振り返った。

 “自覚”が芽生えた。2年生の代の特長を、指揮官は「弟ズ、なんです。とてものんびりしている」と称した。これまで先輩たちの支えのなか、マイペースでやり切ることで結果を残してきた選手たち。だが甲子園で優勝し、最上級生になって、心境も変化してきた。

 「自分たちなりに中心にいないといけないな、という所作や発言が少しずつ増えてきた。尾形(樹人捕手)なんてそういうタイプじゃないのにミーティングで話したりね」と須江監督。3番・遊撃の山田脩也主将(2年)は「何が足りないのかを見つめ直しながら練習してきた」と、中心選手の責任を胸に初戦を迎えた。

 試合は1回無死満塁で4番・斎藤陽(ひなた)右翼手(2年)が走者一掃の右越え適時三塁打。投げては背番号11の仁田陽翔投手(2年)が先発し4回を1安打8奪三振無失点と、日本一を知る選手たちが自覚十分に引っ張った。「立派だな、すごいなと思います」と指揮官も評価した。

 3回戦は19日に行われる。山田主将は「一戦必勝で勝ちながら強くなっていきたい」と意欲十分。経験豊富な選手たちが目の前の相手を倒して進んでいく道は、来春のセンバツ出場そして甲子園夏春連覇につながっていく。(有吉 広紀)

 〇…栃木国体(10月2日開幕、宇都宮)では、1回戦で大阪桐蔭と当たることとなった。今年の春夏甲子園優勝校同士の対決に、須江監督は「率直にうれしかったです。挑戦者のつもりでぶつかりたい」と意気込みを語った。大阪桐蔭は指揮官が以前から「日本一のチーム」と公言し、“弾丸ツアー”で練習試合を組むなど強く意識している相手。身の丈に合った戦いで挑む。

 利府は夏準Vの聖和学園に6-5。1年前の悔しさを晴らす白星だ。1点を追う1回2死一塁で4番・太田真斗捕手(2年)が左翼ポール際へ、公式戦初アーチとなる逆転2ラン。「1球で仕留めてやろうと思った。(打球の)角度をみて、いったなと思いました」と太田。高校入学時は細身だったが、ベンチプレスや手首を鍛える筋トレなどを欠かさず実施。ベンチプレスの最高値は30キロから90キロまで上がるなど、パワーアップした成果が出た形だ。

 3回にも太田の左犠飛などで4点を加え、相手の反撃をしのいで勝利。聖和学園には昨秋県大会3位決定戦で2―9と敗れており、揚野耕平監督(34)は「選手には挑戦、挑む、という言葉をよく言っていました」。昨秋も出場していた太田は「絶対リベンジすると思っていました」。強い思いを胸につかんだ雪辱の1勝だった。

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